【mofuラボ】2025助っ人外国人寸評

助っ人
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ブログ管理人”しゃけまる子”に寸評を送り続ける変態mofuのコーナーです

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ソフトバンク

徐若熙

ソフトバンクがMLBとの争奪戦を制し3年15億円で獲得したと言われるmax158km台湾人右腕。
高い出力に身体が追いつかないところがあり、過去に3度手術を受けているためCPBLで規定投球回に達したことがない。一応、昨年は94イニング、今年は114イニングを投げている。
ストレートの速さと奪三振率の高さが強調されることが多く、昨年日本ハムに移籍した古林と遜色ない成績を残しているが、特に強調したいのが制球力の高さであり、特に今季は与四死球率1.11と速球派投手にありがちな粗さが無かった。
今年のドラフトの際にも指摘したように、奪三振能力の高い若手先発が前田悠、松本晴しかいない中で、奪三振能力が高い若手先発右腕の獲得は補強ポイントを的確に抑えているし、モイネロが来季から日本人枠になることをうまく活用した補強といえる。また、外国人投手が先発ローテの中心を占めるCPBLにおいて先発ローテを守り2点代前半の防御率を記録する実績は素直に評価したい。
しかし、昨年の3年170万ドルという古林の契約条件を大きく上回る契約内容は妥当な金額とは言えない。
古林は今季左内腹斜筋の損傷もあり僅か32イニングで防御率3.62とチームへの貢献度は低く防御率も平凡だった。来日前年のCPBLで防御率1点台の先発がNPBではこうなるということは押さえておく必要がある。
また、巨人やロッテに在籍したメルセデスは、今季前半はCPBLの統一ライオンズに在籍し14登板防御率2.57、6勝を挙げたが、夏場にKBOのキウムに引き抜かれた後は防御率4.47で来季の契約更新はなされなかった。KBOとNPBのリーグレベルの差は論ずるまでもないが、そのKBOとCPBLとの間でもこれだけのリーグレベルの差がある。
そして何より、下手をすると古林以上の故障リスクを抱えている点。特に、2022年、2023年はTJ手術でシーズンをほぼ棒に振っている。
以上の点を認識した上で今回の徐の契約を評価する必要があると言えよう。

日本ハム

サウリン・ラオ

常時150km前後の速球を投げられ、コントロールに優れた26歳右腕。元内野手で2023年から投手転向した異色の球歴を持ち、2024年は3Aで防御率5点台と苦しむも今年は3Aでは先発中心で防御率3.01。MLBではリリーフで8登板防御率4.91。ややスリークォーター気味の腕の振りから投球の半分近くが鋭く斜めに落ちるスライダー。ただ、個人的にはストライクゾーンの端々を突け、被打率の低いチェンジアップの方を評価したい。また、ゴロピッチャーであり、少なくともマイナーレベルでは被本塁打率が低く、狭いエスコンフィールドに向いている。他方でMLBでは打たれた打球の速度が速く、バレル率も高く完全に力負けしていた。
他方で懸念点も多く、フォーシーム、ツーシームといった直球系の球の被打率が高く、投手歴が浅いからか球持ちが良くない。ウィナンスについて紹介したときと同様、腕の位置が低めの右腕がNPBに合うのかは気になる。許盗塁、ボークの多さから見るにランナーを出すと投球がボロボロになりそう。そもそも、先発させるにしても1登板あたりあまり長い回を投げられない。ローテの柱を期待するというよりローテ争いの1人という立ち位置になりそう。26歳で伸び代はありそうだが、このタイプの投手を移籍金を払って獲得し、年俸億を出して2年目オプションつけるのはまあまあリスクが高いようにも思う。

ロドルフォ・カストロ

日本ハムが獲得した26歳両打内野手だが、正直何で獲得したのかよく分からない選手である。2022年がキャリアハイで、71試合で打率.233、11本塁打を記録したが、その後は特段の活躍を見せることはなく2025年は3Aで.235、19本塁打、18盗塁を記録した。パンチ力のある打撃が最大の長所だが左打席でのパフォーマンスはあまり良くなく、2025年は右打席に専念している。また、MLBでの通算出塁率は3割に届かず、中軸を任せるには心許ない打撃である。
守備は二遊三の3ポジションを守るが、強肩ではあるものの3ポジションいずれもMLB平均を下回る指標を記録している。打球へのチャージに消極的で待って捕る傾向にあり、捕球から送球までの時間が漫然と長く、捕球動作そのものが雑なためボールが手につかない場面が散見される。特に遊撃守備は見るに堪えないものであり、山縣、水野、上川畑と素晴らしい守備を誇る二遊間が揃う日本ハムにおいて二遊間で起用する意味は全く無い。他方、三塁においても郡司や野村を上回る打撃を見せられるとも思えないのは先述のとおりである。日本ハムは二遊間系の選手を近年時折補強しており、近年ではアルカンタラやハンソンが例に挙がるが、カストロも良くてアルカンタラ、悪いとハンソン程度の成績に留まるだろうし、当時より遥かにチーム力が向上した今の日本ハムにおいてそもそも出場機会が無いようにも思われる。なお、アルカンタラやハンソンは最終的に外野に回されていたが、一応カストロもレフトの経験はある。

オリックス

ボブ・シーモア

190cm110kg超の27歳一塁手。打球速度は190kmを記録し、3Aでは100試合で30本塁打位のペースで本塁打を放てる生粋の長距離砲。他方で今年8月にMLB昇格も結果を残せず。変化球のコンタクトに難があり、ボール球スイング率が4割を超えるし、3Aですら2割6分台と特段高打率というわけでもない。ファースト守備は悪くないので、DH専門ではなく、頓宮に刺激を与えたり、守備については休養を与える効果も期待できる。
今のままではNPBで絶対に通用しないので、これまで昨年3A、今年MLBに昇格してステップアップしてきたように来年も成長し続けなければならない。さもなければ今年のオリバレスのようになってしまうだろう。

ショーン・ジェリー

オリックスが獲得した身長211cmとも213cmとも言われる現MLB最長身右腕。高身長の割に細身だが、スリークォーター気味から投げ下ろすmax157kmのシンカーとナックルカーブを主体に組み立てる。手足が長いため球持ちも極めて良い。MLB通算93登板だが、そのほぼ全てがリリーフ登板である一方マイナーでは先発起用もされている。2024年がキャリアハイであり、58登板防御率3.90、奪三振率8.37を記録しイニング跨ぎもこなし制球も素晴らしかったが、2025年は12登板防御率7.80、奪三振率も制球力も全てが低下した。
縫い目を生かして曲げるシンカーにより打球角度を抑えゴロを打たせる技術に優れているが、それでもMLBレベルでは打ち込まれており、NPB球はMLB球より縫い目が低いことから変化がつかずNPB球では通用しないリスクが高い。オリックスには既にマチャド、ペルドモの2人の外国人リリーフの地位が確立しておりできればマイナーで経験している先発で起用したいが、投球の柱であるシンカーがNPBでどこまで通用するかは疑問であり、先発の谷間及びロングリリーフ的な起用に落ち着くのではないだろうか。イメージとしては少し前に日本ハムに在籍していたマーフィー的な起用である。その意味では年俸1億5000万円程度での獲得は少し高値掴みとも言えるかもしれない。

楽天

ロアンシー・コントレラス

楽天が獲得した26歳ドミニカ人投手。max160km平均球速152kmの速球を誇り、この若さにして既にMLB95試合に登板しており、特に昨年は49試合に登板。MLBではリリーフで登板しており、スタミナには若干課題があるが、楽天は先発ローテ候補として獲得した模様。MLBでは通算防御率4点台後半も奪三振率は悪くなく、コントロールにも破綻はない。
昨年のハワード然り楽天の外国人投手発掘の眼力を信じたい。

カーソン・マカスカー

楽天が獲得した身長203cmの超大型外野手。今季3Aで打率.246、22本塁打、ops.795の成績を残したが、MLBでは打率.172、0本塁打、ops.372。そもそも、今季28歳にして初めて年間3Aに定着しMLB初昇格を果たした遅咲きの選手であるにも関わらず、3Aでの三振率が2年続けて34%近くあり改善の見込みはなく、低めの変化球にも滅法弱い。鋭いスイングからmax185kmの打球速度を誇るものの、基本的には過去にNPBで苦戦したミートに課題のある外国人打者(2020年代ではアキーノ、ガーバー、コルデロ)に重なるところがある。元巨人&ソフトバンクのウォーカー来日1年目のように大化けするか、2年目のように通用しないか両極端な選手になりそう。
守備は両翼だが、脚力はあるので堅実に守れそう。
まあ、昨年巨人が獲得したキャベッジも大型扇風機になりかねないと評したが、好不調の差が激しいもののある程度通用したし、2年目を迎えるゴンザレスと競い合う保険的な獲得とみれば悪くはないのか…?辰己の去就はさておき、現ドラで佐藤を獲得したし、出場機会はそんなになさそうだが…

ホセ・ウレーニャ

楽天が獲得した34歳ベテラン右腕。MLB通算251登板、44勝を挙げており、今なお平均155kmのシンカーと直球を投げることができ年齢による球威の衰えは感じさせない。2015年から2020年まではマーリンズの主力投手として活躍し、特に2017、2018年は規定投球回に到達し防御率3点台のローテの柱であった。しかし、2021年以降成績は低下し先発機会も減少、各球団を渡り歩くようになってしまい、奪三振率も減少している。2025年は5球団を渡り歩き19登板防御率4.58。直球はシュート回転が強くシンカーとの区別をあまりつけられていない。また、変化球としてはチェンジアップ、スライダー、スプリットがあるものの、若干の横変化こそあるものの概ね140km前後の球速帯で縦変化が中心であり、共通した対応が可能に思われる。既にコントレラスを獲得したが楽天の先発事情は相変わらず苦しく、最低限ウレーニャとどちらかはローテの柱になってくれないと来季はかなり苦しい状況になるだろう。

西武

林安可

台湾人スラッガー。2020年にCPBLで打率.310、32本塁打を記録するもその後は故障もあり低迷。2024年は打率.257ながら20本塁打と復活の兆しを見せると、オフのプレミア12では台湾代表四番として日本戦で本塁打を放ち優勝に貢献し、今季は打率.318でリーグ2位、23本塁打、73打点はそれぞれリーグ3位だった。三振が減り打率が向上したものの若干確変の感は否めず、そもそもCPBLで活躍してポスティングでNPBに移籍した王柏融がNPBで活躍できなかったこと、NPBで僅か1回だけ期待打席に到達し、打率が2割4分にも及ばなかった呉念庭が今季CPBLで首位打者となり、モヤが2年続けて本塁打王となったことを踏まえるとCPBLのレベルには懐疑的な目を向けざるを得ない。
守備面では両翼、場合によってはDHを念頭に置かなければならない守備力。
総じて王柏融と重なる部分があり、短期的には爆発的成績を残すことはあるかもしれないが、渡部の三塁転向を踏まえても、西川、長谷川、外崎に次いで外野の一角を担えるかは不安で、セデーニョ、デービスが共に退団したことを踏まえるともう一人外野を守れる外国人野手の補強が求められる。成績面というよりは台湾マネーを見込んだ契約と理解している。

アラン・ウィナンス(アラン・ワイナンズ)

西武が獲得したヤンキースの30歳右腕。今井や高橋のMLB移籍で手薄になる先発陣の救世主になれるか。直球の最速は148km程度、平均球速144km程度にとどまり日本人投手のなかに混ぜても遅い技巧派だが、とにかく際どいところを狙おうとする投球と球持ちの良さで3Aでは無双しており、特に今季は12勝1敗防御率1.63だった。ここ3年3Aでは先発を中心に安定した成績を残す一方MLBでは打ち込まれることを繰り返している。
長所はシンカー等動く球で打球速度を抑えゴロを打たせることに長けていること。守備が足を引っ張らないようにしたい。他にチェンジアップ、カーブも投げる。また、大学でもプロ入り後も1年目は壁にぶつかるも2年目には必ず修正する学習能力の高さも魅力。MLBの壁だけは3年乗り越えられなかったが…。また、特に今季は被本塁打率、奪三振率とも大幅に改善していた。
短所、懸念としてはこの手のや腕を下げたスリークォータータイプの右腕は近年NPBで急激に成績を落としMLBに戻ると復活している例が多いこと。おそらくNPB球ではこの手の投手が生かしたいシンカーなどの変化球の変化が抑えられてしまうからではと思われるが…。さらに、各変化球がボールゾーンからボールゾーンに変化しまうことが多く、NPBレベルの選球眼なら見極められると思われること。

アレクサンダー・カナリオ

西武が獲得した25歳右打ち外野手。昨年迄はカブスに所属し、外野手層の厚さで出場機会を得られなかったが、パイレーツに移籍して今季87試合に出場。打率.218、6本塁打を記録した。NPB4球団が関心を示したらしいが、昨年オリックスが獲得したジョーダン・ディアスに似ていて、正直NPBで成績を残せるか極めて怪しいタイプ。既に獲得した林安可とどちらが当たることを期待した補強とみられる。
スイングスピードやバレル率は良く、3Aでは打率より1割程度高い出塁率を誇り、数値上は選球眼が高いように見えるが、MLBではインローもアウトローも打てず、高めの直球に強いがカーブもスライダーもとにかく当てることすらできない。ボール球を追いかけるうえに、ストライクゾーンの内外を問わずとにかくコンタクト率が悪い。実はマイナーリーグでもボール球を追いかけているので、マイナーで四球を選べているのは相手投手側の自滅の要素が大きい。MLB通算三振率は35%を超え、三振を免れても長距離砲なのにこねたり引っ掛けたりゴロの割合が多く打球が上がらない。右打ちであるにも関わらず左投手が打てない。このようにMLBレベルではおよそ考えうる全ての地雷要素を兼ね備えており、MLBと遜色ない投手レベルのNPBでマトモに成績を残せるとは思えない。なお、今オフのドミニカウィンターリーグでも結果を残せていない。
守備は林安可より優秀。センターも守れなくはないが、桑原や西川を外してセンターを守らせる必要はなく、強肩を生かしてライトを守らせるのが現実的だろう。打球の追い方は良い。

ロッテ

サム・ロング(投手)

MLB通算162試合登板の30歳左腕。MLB通算防御率4.65、3Aで防御率4.11。特に近3年は年に40試合前後リリーフ登板していた。2021年や2022年頃は先発登板もあったため、NPBでもローテ候補としてまずは検討し、ダメでもリリーフに回せるタイプだろう。
常時150km超のストレートを投げることができ、ストライクゾーン低めからボールゾーンに変化させることができ空振り率の高いスライダー、縦方向に鋭く落ちるカーブが良い。他方、スプリットもスライダー同様のゾーンで変化させられるものの見極められる割合が高いこと、シンカーを投げる際は腕を下げて投げることから、この2球種はNPBで通用しない恐れがある。
MLBデビュー以来ここ5年MLBでは毎年40イニング前後を投げているが、コンスタントに5から8本塁打を打たれており、HRテラスのあるマリンでは一発病に警戒したい。
奪三振率は十分な一方与四死球率は良くは無いが、制球が破綻しているというよりは変化球で際どいコースを狙いすぎなように思う。

ホセ・カスティーヨ

ロッテが獲得したベネズエラ出身の29歳リリーフ左腕。198cmの長身から投げ下ろす平均球速150kmの球速、空振り奪取率の高い縦変化の大きいスライダー、被打率が比較的低く右打者に有効なチェンジアップが持ち味。2018年にMLBで37登板して以来、トミージョン手術も含め雌伏の時が長く、今年になって久し振りに29登板、防御率3.94、与四死球率3.94、奪三振率8.44の成績を残し、3Aでは15登板、防御率1.69、与四死球率3.38、奪三振率12.94の圧倒的な成績を残した。奪三振率も与四死球率もリリーフとしては優秀で、ロッテではセットアッパーの役割を任せたい。
懸念される点は、MLBではチェンジアップ以外の球種は軒並み被打率が3割を超えていること、平均球速がなお150kmあるとはいえ従前は平均球速が153km程度あったので、来年更に球速が低下するリスクがあること。

阪神

キャム・デバニー

阪神が獲得した28歳右打ち内野手。遊撃を中心に二塁三塁も守る。
ゴールデングラブ、そして恐らくベストナインにおいても内野で唯一阪神が受賞を逃しそうなポジションが遊撃であり、日本一獲得の為に必要なピースが埋まった。
今季3Aで20本塁打を放っており、2023年にも20本塁打。今季MLBデビューも14試合.139の成績にとどまった。
打撃は引っ張り専門で、3Aでは打率は.260程度も四球が選べて出塁率も良い。しかし、MLBでは36打席で21三振と全く当たらず、近年著しくレベルの向上しているNPBの投手に対応できるかは疑問。
遊撃守備は強肩で守備範囲も広い。NPBでも十分遊撃を守れるだろう。なお、間違ってもかつてノイジーを外野に回したように彼を外野に回してはならない。素直に小幡や木浪を外すべき。
細かい相違点はあるが、しっかり振れて三振がやや多めの長打のある遊撃手という点で、今のNPBで最も近いタイプは野村勇と思われ、今季の彼くらいの成績を期待したいところ。
勿論成功するかは来季にならなければ分からないが、MLB40人枠内の遊撃手を移籍金を負担してまで獲得するのは日本一、打倒ソフトバンクへの相当の覚悟の表れだろう。

ダウリ・モレッタ

阪神が年俸100万ドルで獲得したMLB通算112登板のリリーフ右腕。
今オフのNPB新外国人補強で最もコスパの良い素晴らしい補強とみる。2022年にMLB35登板すると、2023年には55登板で防御率3.72とキャリアハイの成績を残した。しかし、2024年はTJ手術で全休。今年は3Aで復帰すると防御率2.43、奪三振率13.86の数字を残しMLB昇格、18試合で防御率3.24、奪三振率10.26の成績を残した。今オフのドミニカウィンターリーグでも5回8奪三振無失点の圧巻の投球を見せている。
この投手の良い点は2つあり、第一に、平均球速152kmの直球と左右に曲がり落ちるスライダーの2球種のみでMLB通算の奪三振率10.65を誇ること。以前阪神にいたPJの再来もしくはそれ以上とみる。第二に、来日する投手にありがちな制球の課題がない。MLB通算与四死球率は3.47とまとまっており、今年の3Aこそ与四死球率5.11と苦しんだが、手術明けゆえの不安定さと考えられ、MLB昇格後は通算与四死球率と同程度までまとまりを取り戻した。
阪神の戦略面も光った。100万ドルでこのレベルの投手を獲得でき、既にFAとなっていたことで移籍金も発生しなかった。TJ明け1年目ゆえ評価が上がらなかったのかもしれないが、2年目になる来季は間違いなく今季より状態が上がるはずだ。事前の情報流出も一切なかった。
課題を強いて挙げるなら、投球後左足側に大きく傾くためフィールディングという概念が期待できないこと、球種が少なくリリーフでしか起用できなさそうなことだが、些細な問題点である。

イーストン・ルーカス

阪神がほぼ条件合意しメディカルチェックのみを残すmax156km左腕。平均球速151kmを誇る直球は空振り率も高く全投球の半分くらいを占める。カット、スライダー、チェンジアップの各変化球も悪くはないが、全体に球速帯が速めなので先発として考えるなら緩いカープがあるとなお良い。
昨年はMLBで8試合登板、防御率10.80、与四死球率6.94、whip2.22、今年は本格的に先発に転向し防御率6.66、与四死球率4.49。奪三振率は高いが与四死球率が高く、whipも高い上、ランナーのいない時の被打率は.220であるのに対してランナーがいる時の被打率は.364。しかも走者がいてもクイックをしているのかすらよく分からない状況でランナーケアもできていない。3Aだと幾分与四死球率は改善するものの、昨年のデュプランティエ同様NPBで急に制球力が改善しない限り苦しいだろう。阪神の眼力に期待したい。
先発時の平均投球回数は5回程度とスタミナには課題があるが、先発で苦しくてもリリーフとして起用可能。フライボールピッチャーのため一発には注意したいが、甲子園が本拠地である分影響は少ないだろう。

カーソン・ラグズデール

阪神が獲得した身長203cmの長身右腕。独特の軌道のカーブをはじめスプリット、スライダー、チェンジアップ、シンカーと多彩な変化球を操り、今季オリオールズでMLBデビューし2登板防御率14.40。3Aでは先発を中心に起用され通算防御率5.15、奪三振率8.4、与四死球率4.60と奪三振率は及第点も、コントロールにはやや課題があり、折角の独特のカーブが思うようにゾーンに決まらない場面が散見される。
既に左腕先発候補としてイーストン・ルーカスを獲得していることもあり、実績の乏しいラグズデールは先発のスペア候補になりそうだが、今季のデュプランティエのように制球難の前評判を覆して活躍する可能性もある。

巨人

フォレスト・ウィットリー

巨人が獲得した28歳201cm新外国人投手。max160kmの速球を武器とする。2023年まではトミージョン手術や広背筋の負傷で離脱を繰り返しながらも先発としてマイナーで登板。2024年にリリーフに転向すると、3Aで32登板防御率1.89の成績を残し初のMLB昇格。しかし、MLBでは3登板にとどまった。今年はMLBで2球団を渡り歩き計10試合防御率13.50と通用せず、シーズン後半はレイズ3Aで先発再転向。結局、3Aでは19試合12先発防御率2.80の成績を残した。
平均球速155kmで先発でも落ちない球威と奪三振率は魅力な反面、MLBでは被打率も高く与四死球率も高かった。また、先発時に最長で6イニングしか投げたことがなく、過去の故障歴を踏まえれば慎重な起用を必要とする。
変化球はカーブの被打率が低いが、ストライクが取りづらく、他方でツーシームはストライクを取りやすいが被打率が高いため、確たる武器となる変化球作りに課題がある。覚醒すれば、左右こそ違うが今年のグリフィンのように稼働率は低いが圧倒的な投球を見せる可能性があるが、現実的にはウィットリー1人でグリフィンの穴を埋めようとするのは難しいだろう。

ボビー・ダルベック

巨人が獲得した30歳内野手。MLB通算47本塁打、マイナー通算161本塁打。一三塁に加えて両翼も守る。2019年にプレミア12の米国代表となり、2020年にMLBデビューすると早々に5試合連続本塁打を放ち、2021年にはキャリアハイとなる25本塁打、ops8割近くを記録した。しかし2022年には本塁打を半減させると、2023年には21試合、2024年には37試合、今年は遂に僅か7試合の出場に留まった。
ここ2年3Aで20本塁打を記録しているように長打力は健在だが、MLB通算三振率は約37%、3A通算三振率も約34%というキャベッジやマカスカー以上の大型扇風機。なお、今季MLBトップの221三振を喫したナショナルズのジェームス・ウッドの三振率は32%であることからもダルベックの三振率は異様な高さと言える。
右の長距離砲らしくインコースと左投手には強く、バレル率も優れているが、外角の変化球には滅法弱く、速球にもついていけなくなりつつある。岡本の後釜の期待がかけられているが、すでに全盛期を過ぎており、NPBで10本塁打打てればよい方だろう。数年前から来日の噂はあったが、せめてその頃に来日していれば…。
キャベッジで味をしめたのかもしれないが、正直、キャベッジ、リチャードといった左右の扇風機が既に打線に並ぶ中、ダルベックまで並べると似たタイプが打線に多すぎ、是非はともかく細かい野球を志向する阿部監督がさすがに我慢しきれるとは思えない。その点で、長距離砲かつ確実性もある打者が本当は必要で、ダルベックではなく元DeNAのオースティンを獲得していれば良かったと思うのだが、MLBに復帰してしまった。リチャードや大城をうまく打線に組み込み、坂本の衰えをカバーするには一塁ではなく三塁で起用できるとよいのだが、MLBでは一塁守備が辛うじて平均レベル、三塁守備は平均以下。まあ、今のNPBの三塁手の守備レベルはあまり高くないし、元中日のチェイビスや中日のサノに比べれば遥かに我慢できそうではあるが…。

DeNA

ホセ・ルイーズ

DeNAが獲得したMLB通算282試合登板の剛腕リリーバー。2023年WBCベネズエラ代表。
今季はMLB18試合の登板に留まり防御率8.82、奪三振率8.27,与四死球率4.96の成績だったが、昨季は52試合防御率3.71、奪三振率9.18、与四死球率3.00を誇った。2021年、2022年も60試合前後登板しているバリバリのメジャーリーガーである。
今オフ退団したウィックと似たタイプだが、来日前の平均球速、空振り率ともルイーズの方が上回る。全盛期より球速が落ちつつあるとはいえ平均154kmの球威はNPB屈指の抑えになれる可能性を秘めている。高めに抜ける直球が続くことがある点は注意したい。また、変化球では特にフォークのように鋭く落ちるチェンジアップが優れており空振り率が高い。31歳であり衰えが加速していく恐れは否めないものの、年俸120万ドル+出来高20万ドル、2027年の球団オプションという条件の契約はこの実績の選手を連れてくるには格安で、上記リスクも踏まえたかなり優秀な交渉手腕であったと言えるだろう。

オースティン・コックス

DeNAが1年100万ドルで獲得した193cmの28歳長身リリーフ左腕だが、球団は先発としての起用を想定しているとのこと。2022年は3Aで先発し7勝を挙げているが、2023年以降はリリーフが中心となっている。今季はMLBで13試合に登板し防御率8.86も奪三振率9.28、与四死球率2.95という数値はいずれも優秀だった。3Aでもリリーフ中心で登板し、防御率4.28、奪三振率8.10、与四死球率3.83を記録した。
しかし、平均球速が150kmを割っているように、MLBでは球威が平均以下の水準であるせいか、コントロールは安定しているが被打率がとにかく高く、3Aですら通算whipが1.5を超え、被安打が投球回を上回る状況。MLBでは僅かなイニングで被本塁打9ととにかく打球が飛んでいく。今オフにホワイトソックスに移籍しMLB復帰を果たしたケイや、去就が不明なジャクソンの後釜としてはかなり不安なスペックと言えよう。近年来日する外国人選手の年俸水準が上昇していることを鑑みればリーズナブルな補強ではあるが、仮にジャクソンまで退団が確定するのなら、もう1人外国人先発候補を獲得したいところだ。

ショーン・レイノルズ

DeNAが獲得した203cmの超長身27歳リリーフ右腕。max161kmの極めて球威と伸びのある直球を誇る一方、カーブも使えるため緩急も利く。2021年に投手転向したばかりの選手である。昨年MLB初登板を果たすと9試合で11回21奪三振を奪い驚異の奪三振率17.18、防御率0.82を記録したが、今季は19試合27回25奪三振を記録するも防御率5.33、3Aでは27試合28回3分の1、22奪三振、防御率2.86だった。
一見、昨年のMLB成績、今季のMLB成績、今季の3Aの成績の其々の見栄えが随分と異なるように見えるが、実際は投球内容と課題は共通している。
実は、一見好成績に見える昨年の与四死球率は11.45、whipは1.36もあった。今年もMLBでの与四死球率は5.67、whipは1.37。3Aでの与四死球率は6.99、whipは1.34。昨年が悪すぎて感覚が麻痺してしまうが、凡そコントロールは期待できず、whipは常に1.3を超えている。昨年の好成績は極めて運が良かっただけといえ、球威は良いもののマウンドに上げてみないとどうなるかわからない極めて使い勝手の悪い投手と評価せざるを得ず、ベンチは起用法に悩みそうだ。なお、実は被本塁打率も高い。

中日

アルバート・アブレイユ

中日が獲得した30歳リリーフ右腕。昨年西武に所属し52試合で28S11Hを記録したがリリースされ今年は3Aで17試合23.1イニングで防御率5.79、18奪三振の成績でMLB昇格を果たせなかった。
前回の来日前は、2023年にキャリア最多のMLB45登板を果たしており全盛期を迎えていたが、来日後は懸念したほどの制球難は見せなかったものの、奪三振率が6点台にとどまりランナーを溜める劇場型の抑えシーンが多く、衰えの萌芽が見られていた。そして今季は先述のとおりMLB昇格は果たせ無かった。奪三振率はともかく、与四死球数が17と来日前の制球難が戻ってしまい、防御率も5.79。今季ロッテに復帰したゲレーロが1度目の来日時ほどの成績を残せなかったのと同様、彼も西武時代のような姿を期待するのは現実的ではない。このあたりは中日もアルモンテなどの過去事例で重々承知と思うのだが。2023年の年俸が1億5000万円程度であったことを踏まえれば、今回50万ドル以下の契約で獲得できているのであればギリギリ許容範囲だろう。いずれにしても、スペアとして考えるべきで、本命のリリーフ投手は別途獲得するべきだ。

ミゲル・サノ

中日が獲得したスラッガー。正直中日はマラーに次ぐ外国人先発投手の補強に動くべきと思っていたが、巨人、DeNAがリリーフ投手を獲得して先発転向させようとしているように、今年の外国人先発投手の市場はもとより薄く、徐々に枯渇しつつある中、まさかの打者補強。2021年を最後にMLBでの成績が低迷し、来日が毎年噂されながら実現しなかったが、ついに実現した。年俸も130万ドルとかつての実績を思えばお買い得か。
低めの対応に課題はあるもののそれを帳消しにするくらいの打球速度とバレル率が魅力。現在はドミニカウィンターリーグで23試合9本塁打、打率は3割を超えopsが10割を超える大活躍。過去に来日した選手の前年のドミニカウィンターリーグの成績を大きく上回る無双ぶりである。元気でさえあればホームランテラスが設置されるバンテリンドームで遺憾なくその打力を発揮するだろう。他方で、これだけの選手が来日する裏事情は当然あり、第一に、MLBでまる四年まともな成績を残しておらず、度重なるケガや病気で2023年と2025年は所属先がなくオフにドミニカウィンターリーグでプレーするだけの状態であり、そもそもマトモに試合に出られるのか懐疑的である。瞬間最大風速は速いかもしれないが、10試合程度ですぐ出場しなる可能性が一番高そう。第二に、ドミニカウィンターリーグでは43歳のロビンソン・カノに二塁を守らせてまで一塁で起用する程度には守備が壊滅的であり、一三塁のどちらを守っても壊滅的である。今よりももう少し守備がマシだった頃のまとめ動画として「【MLB】ミゲル・サノーの絶望を与える守備集(2021年版)」というものがあるので、是非覚悟して視聴してみてほしい。勿論今はさらに悪化している。ボスラーと同時に起用するならボスラーをサードに回すしかない。それでもチェイビスのサードよりはボスラーのサードのほうが断然マシだが。
今季結果を残したボスラーで安定性を取りつつ、大当たりした時の天井の高さに期待したギャンブル的補強だが、このようなチャレンジをしないと中日が優勝する確率はないだろう。Aクラスのチームががこういう補強をしたら非難しようと思ったが、5%の大当たりを狙うギャンブルでも中日がやるなら許される。アブレイユを獲得したチームとは思えない程の姿勢の違いだった。

広島

フレディ・ターノック

26歳右腕。3シーズンでMLB登板は僅か3だが、193cmの長身から投げ下ろす平均球速153kmの速球とチェンジアップとスライダーに加え、対右にはシンカー、対左にはカーブを交えてMLBでも通用する奪三振率を誇る。他方でMLBではイニング数の半分を超える与四死球を与えており、今季在籍していたドミンゲス同様制球で自滅しかねない脆さも同居している。実際2024年はマイナーでも防御率7点台とどうにもならなかった。

ヤクルト

ヘスス・リランゾ

ヤクルトが獲得した、今季3Aで48試合防御率3.39の平均球速154kmリリーフ右腕。MLB経験はなく、通算の3A戦績も特段良くないが、防御率も与四死球率も向上しており現在参加しているドミニカウィンターリーグでも好投を見せている。ただし、与四死球率以上に全体的に制球がアバウトな印象は否めない。ストライクゾーンに入る場合も結果的に入っているだけの逆球も目立つ。30歳なので今季が確変なのか成長なのか何とも言えないが、一億円を切る年俸で雇えることも含め、守護神候補の一人として保険的に獲得するのであれば悪くはない補強。高年俸だったバウマンに懲りたのだろうか。フライボールピッチャーなので狭い神宮球場では僅差の試合での一発に注意したい。
ランバート、バウマンが退団し、アビラの去就も未定なことから、恐らくはリランゾより実績のある外国人投手を複数人補強するはずだし、是非そうしてほしい。

ホセ・キハダ

ヤクルトの獲得した、NPB史上最高クラスの奪三振率を誇る2023年WBCベネズエラ代表の左腕リリーバー。イメージとしてはソフトバンクのヘルナンデスをさらに極端にした感じの投手。最速157kmの直球は極めて質が高く、左打者にはほぼ全球直球、右打者にはたまにチェンジアップを用いる。いずれにしても10球投げれば9球は直球。2019年にMLBに初昇格してから通算142試合に登板し、奪三振率は12を超え、MLBでも屈指の奪三振率を誇ってきたが、通算与四死球率はほぼ6点台と制球に課題がある。また、極度のフライボールピッチャーな上に通算被打率が.270近くあることから、バットに当てるのは難しい直球だが当たりさえすれば飛んでいく傾向が見えてくる。狭い神宮では四死球でランナーを溜め一発を打たれるのが怖く、ハマるかハマらないか両極端な投手となりそう。できればツーシームやカットボールを習得して少しでも球を動かせたら良いのだが、それができるのならこの年齢になるまでにやっていたはずで、それができないことも含めてありのままの彼を受け入れてあげる必要がありそうだ。

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