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ブログ管理人”しゃけまる子”に寸評を送り続ける変態mofuのコーナーです
ソフトバンク
徐若熙
ソフトバンクがMLBとの争奪戦を制し3年15億円で獲得したと言われるmax158km台湾人右腕。
高い出力に身体が追いつかないところがあり、過去に3度手術を受けているためCPBLで規定投球回に達したことがない。一応、昨年は94イニング、今年は114イニングを投げている。
ストレートの速さと奪三振率の高さが強調されることが多く、昨年日本ハムに移籍した古林と遜色ない成績を残しているが、特に強調したいのが制球力の高さであり、特に今季は与四死球率1.11と速球派投手にありがちな粗さが無かった。
今年のドラフトの際にも指摘したように、奪三振能力の高い若手先発が前田悠、松本晴しかいない中で、奪三振能力が高い若手先発右腕の獲得は補強ポイントを的確に抑えているし、モイネロが来季から日本人枠になることをうまく活用した補強といえる。また、外国人投手が先発ローテの中心を占めるCPBLにおいて先発ローテを守り2点代前半の防御率を記録する実績は素直に評価したい。
しかし、昨年の3年170万ドルという古林の契約条件を大きく上回る契約内容は妥当な金額とは言えない。
古林は今季左内腹斜筋の損傷もあり僅か32イニングで防御率3.62とチームへの貢献度は低く防御率も平凡だった。来日前年のCPBLで防御率1点台の先発がNPBではこうなるということは押さえておく必要がある。
また、巨人やロッテに在籍したメルセデスは、今季前半はCPBLの統一ライオンズに在籍し14登板防御率2.57、6勝を挙げたが、夏場にKBOのキウムに引き抜かれた後は防御率4.47で来季の契約更新はなされなかった。KBOとNPBのリーグレベルの差は論ずるまでもないが、そのKBOとCPBLとの間でもこれだけのリーグレベルの差がある。
そして何より、下手をすると古林以上の故障リスクを抱えている点。特に、2022年、2023年はTJ手術でシーズンをほぼ棒に振っている。
以上の点を認識した上で今回の徐の契約を評価する必要があると言えよう。
オリックス
ボブ・シーモア
190cm110kg超の27歳一塁手。打球速度は190kmを記録し、3Aでは100試合で30本塁打位のペースで本塁打を放てる生粋の長距離砲。他方で今年8月にMLB昇格も結果を残せず。変化球のコンタクトに難があり、ボール球スイング率が4割を超えるし、3Aですら2割6分台と特段高打率というわけでもない。ファースト守備は悪くないので、DH専門ではなく、頓宮に刺激を与えたり、守備については休養を与える効果も期待できる。
今のままではNPBで絶対に通用しないので、これまで昨年3A、今年MLBに昇格してステップアップしてきたように来年も成長し続けなければならない。さもなければ今年のオリバレスのようになってしまうだろう。
楽天
ロアンシー・コントレラス
楽天が獲得した26歳ドミニカ人投手。max160km平均球速152kmの速球を誇り、この若さにして既にMLB95試合に登板しており、特に昨年は49試合に登板。MLBではリリーフで登板しており、スタミナには若干課題があるが、楽天は先発ローテ候補として獲得した模様。MLBでは通算防御率4点台後半も奪三振率は悪くなく、コントロールにも破綻はない。
昨年のハワード然り楽天の外国人投手発掘の眼力を信じたい。
西武
林安可
台湾人スラッガー。2020年にCPBLで打率.310、32本塁打を記録するもその後は故障もあり低迷。2024年は打率.257ながら20本塁打と復活の兆しを見せると、オフのプレミア12では台湾代表四番として日本戦で本塁打を放ち優勝に貢献し、今季は打率.318でリーグ2位、23本塁打、73打点はそれぞれリーグ3位だった。三振が減り打率が向上したものの若干確変の感は否めず、そもそもCPBLで活躍してポスティングでNPBに移籍した王柏融がNPBで活躍できなかったこと、NPBで僅か1回だけ期待打席に到達し、打率が2割4分にも及ばなかった呉念庭が今季CPBLで首位打者となり、モヤが2年続けて本塁打王となったことを踏まえるとCPBLのレベルには懐疑的な目を向けざるを得ない。
守備面では両翼、場合によってはDHを念頭に置かなければならない守備力。
総じて王柏融と重なる部分があり、短期的には爆発的成績を残すことはあるかもしれないが、渡部の三塁転向を踏まえても、西川、長谷川、外崎に次いで外野の一角を担えるかは不安で、セデーニョ、デービスが共に退団したことを踏まえるともう一人外野を守れる外国人野手の補強が求められる。成績面というよりは台湾マネーを見込んだ契約と理解している。
ロッテ
サム・ロング(投手)
MLB通算162試合登板の30歳左腕。MLB通算防御率4.65、3Aで防御率4.11。特に近3年は年に40試合前後リリーフ登板していた。2021年や2022年頃は先発登板もあったため、NPBでもローテ候補としてまずは検討し、ダメでもリリーフに回せるタイプだろう。
常時150km超のストレートを投げることができ、ストライクゾーン低めからボールゾーンに変化させることができ空振り率の高いスライダー、縦方向に鋭く落ちるカーブが良い。他方、スプリットもスライダー同様のゾーンで変化させられるものの見極められる割合が高いこと、シンカーを投げる際は腕を下げて投げることから、この2球種はNPBで通用しない恐れがある。
MLBデビュー以来ここ5年MLBでは毎年40イニング前後を投げているが、コンスタントに5から8本塁打を打たれており、HRテラスのあるマリンでは一発病に警戒したい。
奪三振率は十分な一方与四死球率は良くは無いが、制球が破綻しているというよりは変化球で際どいコースを狙いすぎなように思う。
阪神
キャム・デバニー
阪神が獲得した28歳右打ち内野手。遊撃を中心に二塁三塁も守る。
ゴールデングラブ、そして恐らくベストナインにおいても内野で唯一阪神が受賞を逃しそうなポジションが遊撃であり、日本一獲得の為に必要なピースが埋まった。
今季3Aで20本塁打を放っており、2023年にも20本塁打。今季MLBデビューも14試合.139の成績にとどまった。
打撃は引っ張り専門で、3Aでは打率は.260程度も四球が選べて出塁率も良い。しかし、MLBでは36打席で21三振と全く当たらず、近年著しくレベルの向上しているNPBの投手に対応できるかは疑問。
遊撃守備は強肩で守備範囲も広い。NPBでも十分遊撃を守れるだろう。なお、間違ってもかつてノイジーを外野に回したように彼を外野に回してはならない。素直に小幡や木浪を外すべき。
細かい相違点はあるが、しっかり振れて三振がやや多めの長打のある遊撃手という点で、今のNPBで最も近いタイプは野村勇と思われ、今季の彼くらいの成績を期待したいところ。
勿論成功するかは来季にならなければ分からないが、MLB40人枠内の遊撃手を移籍金を負担してまで獲得するのは日本一、打倒ソフトバンクへの相当の覚悟の表れだろう。
イーストン・ルーカス
阪神がほぼ条件合意しメディカルチェックのみを残すmax156km左腕。平均球速151kmを誇る直球は空振り率も高く全投球の半分くらいを占める。カット、スライダー、チェンジアップの各変化球も悪くはないが、全体に球速帯が速めなので先発として考えるなら緩いカープがあるとなお良い。
昨年はMLBで8試合登板、防御率10.80、与四死球率6.94、whip2.22、今年は本格的に先発に転向し防御率6.66、与四死球率4.49。奪三振率は高いが与四死球率が高く、whipも高い上、ランナーのいない時の被打率は.220であるのに対してランナーがいる時の被打率は.364。しかも走者がいてもクイックをしているのかすらよく分からない状況でランナーケアもできていない。3Aだと幾分与四死球率は改善するものの、昨年のデュプランティエ同様NPBで急に制球力が改善しない限り苦しいだろう。阪神の眼力に期待したい。
先発時の平均投球回数は5回程度とスタミナには課題があるが、先発で苦しくてもリリーフとして起用可能。フライボールピッチャーのため一発には注意したいが、甲子園が本拠地である分影響は少ないだろう。
広島
フレディ・ターノック
26歳右腕。3シーズンでMLB登板は僅か3だが、193cmの長身から投げ下ろす平均球速153kmの速球とチェンジアップとスライダーに加え、対右にはシンカー、対左にはカーブを交えてMLBでも通用する奪三振率を誇る。他方でMLBではイニング数の半分を超える与四死球を与えており、今季在籍していたドミンゲス同様制球で自滅しかねない脆さも同居している。実際2024年はマイナーでも防御率7点台とどうにもならなかった。
ヤクルト
ヘスス・リランゾ
ヤクルトが獲得した、今季3Aで48試合防御率3.39の平均球速154kmリリーフ右腕。MLB経験はなく、通算の3A戦績も特段良くないが、防御率も与四死球率も向上しており現在参加しているドミニカウィンターリーグでも好投を見せている。ただし、与四死球率以上に全体的に制球がアバウトな印象は否めない。ストライクゾーンに入る場合も結果的に入っているだけの逆球も目立つ。30歳なので今季が確変なのか成長なのか何とも言えないが、一億円を切る年俸で雇えることも含め、守護神候補の一人として保険的に獲得するのであれば悪くはない補強。高年俸だったバウマンに懲りたのだろうか。フライボールピッチャーなので狭い神宮球場では僅差の試合での一発に注意したい。
ランバート、バウマンが退団し、アビラの去就も未定なことから、恐らくはリランゾより実績のある外国人投手を複数人補強するはずだし、是非そうしてほしい。
北海道鹿部町*伊藤選手の出身地
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