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読もうと思ったきっかけ
Twitterでどなたかが紹介されてたのがきっかけです。ソフトバンクホークス周東選手の巻頭のインタビューはもちろんのこと、日ハムファンですので、玉井選手や井口選手の話も気になったので購入しました。
こんな方におすすめ
選手一人一人について、めちゃくちゃ書いてあるわけではないです。ですが、どのような環境で練習してきたのかが垣間見えて、オホーツク出身の選手ファンにはたまらない一冊だと思います。
短いですが玉井選手、井口選手のエピソード面白かったです(井口選手のは声出して笑った笑)
また、弱いチームがいかにして強くなったかが端的にまとめられております。読み物としても面白かったです。
余談
北海道の大学の話ということもあり、北海道出身で大学も北海道の伊藤大海︀選手についても言及がありました。(正確には駒澤大中退後に、苫小牧駒澤大(現北洋大))
伊藤大海選手は、北海道日本ハムファイターズにドラフト1位で入団し、東京五輪、2023年のWBCで代表入りした選手です。
「こう言ったトップレベルの選手が出てくるということは、北海道内の野球が底上げされていると考えられる。「寒いから、北海道は不利なのでは」と言った否定的な見方も少なくなっている」のではとの記載がありました。
思わぬ形で推しの話が出て嬉しい管理人の余談でした笑
概要
東京農業大学北海道オホーツクキャンパスの硬式野球部。福岡ソフトバンクホークスの周東選手(2023WBC代表)など、16人のOBがNPBに。
ですが、元々は弱くNPBとは程遠い野球部でした。いかにして強くなり、強豪校になったのか。その立役者である樋越勉さんの育成術、組織術、OBたちのエピソードについて記載されている一冊です
著者の樋越勉さんについて
1990〜2017年の間、東京農業大学北海道オホーツクで監督をされました。
その後、2017年12月に東京農業大学硬式野球部監督(東京のほう)に就任。
現在は、北海道文教大学で監督をされているそうです。新たな北海道強豪校爆誕の予感!
人の心の動かし方
野球の監督の話なのですが、非常に学びがある内容でした。
育成術や組織作り、その裏に隠された真意。
さまざまな育成術etcが記載されていますが、一番心に残ったのは、「人の心の動かし方」についてです。
人を動かすには、誠意を見せることが一番大切だ。私は口先だけでなくて、本気で「この選手にはこうなって欲しい」「俺と頑張ろう」と伝える。プロに行けると思った選手には「ウチで鍛えてプロになろう」とハッキリ言う
「東農大オホーツク流 プロ野球選手の育て方」より引用
強くなるためにはいい選手を連れてこなくてはなりません。でも北の最果て網走にどう連れてくるか。樋越さんは営業マンのように全国を回って口説いたそうです。
一人で強いチームは作れないですし、そのためにどう人を動かすか。私自身は、人を動かすことそんなにないんですけど笑タメになりました。
この本の収益について
佐々木葵さん(吉田輝星選手(日ハム)の1学年先輩に当たる方で、オホーツクに在籍されていた)が悪性骨肉腫になり、この本を収益はその方の治療費にと記載がありました。調べたところ、この本の発行した後すぐ亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りします。
まとめ
内容も非常に面白く、一気に読み進めました。量も多くないですので、遠征などのお供に!
北海道北広島市
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