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本記事は、天皇賞秋の予想になります。
予想のまとめになります
総評
過去10年1番人気が7勝、複勝率80%とかなり固いレースで人気馬を素直に評価すべき。1番人気ながら馬券外となったのは2018年スワーブリチャード、2024年のリバティアイランド。また、近10年でルメール騎乗馬が6勝している。
内〜中枠有利。なんと7番枠が4連勝中である。逆に8枠は鬼門で、過去20年連対率0%。3から5歳が近16年勝利しており6歳以上の勝利は2009年のカンパニーにまで遡る。それどころか馬券内も昨年のジャスティンパレス3着が久しぶりの例だった。ローテは前走宝塚記念組がよく、3歳馬は皐月賞や日本ダービーで連対している馬は勝負になる。
今年もフルゲート割れだが17頭は久しぶりの多頭数。昨年本レース2着で有馬記念を制したミュージアムマイルや、新潟記念ワンツーを占めた3歳勢が参戦せず、唯一の3歳馬リアライズシリウスが前哨戦で不安を見せたことで、マスカレードボールとクロワデュノールの2強模様となりそう。
近走G1で3着が続くダノンデサイルがこれに続く。タガノデュード、シェイクユアハート、レガレイラが穴候補となりそう。上がり馬ではネブラディスクが注目を集めそうだが、過去10年前走G3以下からの馬券内はないため、どう見ても地力が足りないと思う。
本命
マスカレードボール
本命。昨年の本レース覇者で、左回りでは枠順もペースも関係ない抜群の強さを見せ、現時点では中距離日本最強クラスの力を有する。アイビーSで1分45秒7のタイムで優勝、共同通信杯では上がり3位の33.7秒で1着、日本ダービーでは8枠17番と外枠であったにも関わらず上がり2位33.7秒を使って2着、秋天では古馬との初対決でドスローからの上がり勝負で着差のつかない特殊な展開だったが上がり3位の32.3秒で1着。ジャパンカップでは逆にレコード決着となり、カランダガンとマッチレースの末上がり2位タイの33.4秒で惜しくも2着となった。なお、この時も7枠15番で決して枠には恵まれなかった。加速し始めがあまり良くない反面長く極上の脚を使えることもあり、直線の長い府中では誰が騎乗しても抜群の強さを見せている。年明けは中東遠征、大阪杯と二度予定が流れたが、初の海外遠征となるQE2世カップで始動し、道中の位置取りが後方すぎるという課題はあったものの上がり最速の末脚で追い込みロマンチックウォリアーの2着。
前走キングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは、日本には見られない起伏と形状のコースに戸惑い、前半の下り坂で掛かってしまったこともあり、9頭中7着と惨敗。しかし、このように惨敗する可能性はキングジョージ6世&クイーンエリザベスSの予想でも触れたとおりであり、ある意味想定内。度外視して良いだろう。追切で時計が出る馬ではないが、1週前追切ではスムーズに走り自己ベストの好時計。精神的成長が見られた。
過去前走海外の馬はエイシンヒカリ、シャフリヤール、ドウデュースら馬券外に敗れており、海外帰り初戦であることは気になるものの、本レースでは昨年も本馬を本命に推して的中させている。鞍上ルメールは近10年本レース6勝3着1回。先週のダノンヒストリーも諸々不安要素はあったが何だかんだ馬券内には持ってきたように、本馬も好走させられるはず。今年も自信を持って本命に推したい。枠は昨年と同じ7番。4年前と3年前のイクイノックス、一昨年のドウデュースも優勝している枠番であり、文句の付け所のない絶好枠だ。
対抗
クロワデュノール
対抗1。昨年は凱旋門賞に遠征していたため、本レースへの参戦は初となる。デビュー当時から頭抜けた心肺能力を見せて早くから注目され、ホープフルS、日本ダービー、大阪杯、天皇賞(春)の4G1を制している。その他、皐月賞2着、ジャパンカップ4着、凱旋門賞14着、宝塚記念2着のG1実績がある。大阪杯の際は、太め残りなこと、昨年の阪神JFに代表される鞍上北村友の騎乗に信頼が置けなかったこと、大外枠を引いたことからダノンデサイルを優先したが、これらの不安要素をものともせず快勝。逃げたメイショウタバルを上がり2位タイの末脚で唯一捉えた内容は他馬と一線を画すものであり、改めて現4歳世代の強さを示した。前々走天皇賞(春)でもヴェルテンべルクに迫られたものの振り切り優勝。一部で距離不安も囁かれたものの能力で押し切り一蹴した。
春古馬三冠のかかった前走宝塚記念では直前のにわか雨と重馬場が良くなかったのか2着に敗れ、昨年の覇者メイショウタバルに連覇を許した。
現状国内中距離戦線で最も高いレベルでバランスが取れており、限りなく本命に近い評価のできる馬。今回、デビュー以来コンビを組んできた北村友からCデムーロに乗り替わるが、むしろ鞍上強化でありプラス。もっとも、阪神競馬場を得意とするメイショウタバルを大阪杯では何とか下し、宝塚記念では敗れたように、G1 を勝利できる地力を有しかつその舞台に高い適性を持つ馬が出現した場合、一歩及ばない可能性は相応にある。府中におけるマスカレードボールは、阪神におけるメイショウタバルのような存在であり、昨年の日本ダービーでは枠順の差もあって抑え込めたものの、今回はマスカレードボールの適性が本馬を凌駕すると予想する。末脚はマスカレードボールより劣るので、同馬より前で進行することが肝要だ。1週前追切では抜け出して少しフワッとする面がありもう少し良化が必要そうな出来。最内枠を引いたのは一見すると良さそうにも思える。しかし、本馬としては直線でマスカレードボールより早く動き出したいところだが、内に包まれて思うように動けないか、早めに外に持ち出して距離をロスするかどちらかになりそうだ。
ダノンデサイル
対抗2。一昨年は菊花賞、昨年は英国遠征をしていたため、本レースへの参戦は初となる。一昨年の日本ダービー&昨年のドバイシーマクラシックの2つのG1を制し、昨年のジャパンカップでもクロワデュノールに先着して3着に入ったように左回りの2400mを最も得意とする。現在、ジャパンカップ、有馬記念、大阪杯、宝塚記念とG1で4連続3着となっている(サラッと書いたが偉大な記録である)。
昨夏の英インターナショナルSでは2050mのレースで6頭立て5着に敗れているため、2000mという距離はやや苦手な印象もあるが、当時の最下位ダリズが後に凱旋門賞を制したように、そもそもメンバーが相当揃ったレースだったともいえ、馬場の違いも有るだろうから、日本で日本馬とだけ戦うのなら地力でカバー出来る。実際、今年の大阪杯でも3着と好走している。
今なおG1級の力を有していることは間違いないが、誰と競馬しても永遠の3番手感が否めない。今回もマスカレードボール、クロワデュノールに次ぐ3番手の立場となるだろう。ただ、大外枠を引いたのはさすがに苦しい。
なお、決して本馬が低迷しているわけではないが、エピファネイア産駒が1年以上間隔を空けて重賞を勝利したことがないのは頭の片隅に置いておきたい。
穴
タガノデュード
穴1。条件馬時代にチャレンジカップ8着があり、その後3勝クラスまで突破してオープン入り初戦の小倉大賞典で上がり最速34.1秒の脚を見せいきなり重賞制覇した。さらに、大阪杯では予想を覆す4着に入り、上がりも最速を記録した。春天は血統、体型両面から厳しいと評価したが、先行勢が軒並み沈む中後方待機で最後に浮上し6着。不向きな条件下で最低限の体裁は保った。前々走宝塚記念では、大阪杯や春天に比べメンバーが揃うこと及び2200mは本馬にとってやや長いことを指摘し消し評価としたが5着と健闘。宝塚記念の開催時期が早まりより過酷なローテになった春古馬3冠を完走し、予想を上回る成績を収めたことは高く評価したい。3勝クラス突破に6戦要した頃を思えば見違える成長である。しかし、前走チャレンジCでは11着と敗れた。休み明けであることと、追込馬だけに展開と58kgのハンデが向かなかったと見られるが、それにしても不安の残る大敗だった。
前走着順は気になるものの、G1でも上がり最速を記録している本馬にとって、本レースの条件は向きそうだ。地力ではマスカレードボール、クロワデュノール、ダノンデサイルには及ばないだろうが、馬券内は勿論、勝利の可能性もある。好走に期待したい。
シェイクユアハート
穴2。元々3勝クラス突破に15戦を要したように3勝クラスの帝王的存在であり中々オープン入りできなかったが、3勝クラスで2着7回3着4回と安定感は際立っていた。オープン入り後は小倉記念2着→新潟記念11着→アンドロメダS2着ののち、メンバーが手薄だったとはいえ中日新聞杯で重賞初制覇。京都記念は追切で一杯に攻めた割に時計が出なかったようにやや不調で4着、金鯱賞は上がり最速33.5秒の末脚でドゥラドーレスやクイーンズウォークを抑えて重賞2勝目を挙げた。相手なりに走れる安定感のある馬であり、特に中京2000mで強さを発揮する。前々走宝塚記念では14着と大敗。重馬場が合わなかったにせよ期待外れだった。前走札幌記念では上がり最速となる34.6秒の末脚を繰り出し2馬身半差の快勝でレコード勝ちと復活し重賞3勝目。ただし、新潟記念が別定戦になって以降札幌記念のメンバーレベルは下がりつつあり、見た目の印象ほど評価はできない。2000mが最善の馬ではあるものの、高く見積もっても少し前のブログノーシスの下位互換がいいところ。また、総論のとおり本レースにおいて6歳以上の馬の成績は芳しくない。もっとも、追切では自己ベスト3秒更新の猛時計で、6枠11番も悪くない。年齢面を度外視してマークする余地はあるだろう。
大穴
レガレイラ
大穴。ホープフルS、一昨年の有馬記念、昨年のエリザベス女王杯の3G1を制した中距離では現役最強の牝馬。ここ2年エリザベス女王杯に出走していたため本レースは初参戦となる。東京コースは3歳時の日本ダービー5着以来。
昨秋はオールカマーで始動し、オールカマーとエリザベス女王杯を連勝、エリザベス女王杯では京都適性を疑問視したが1番人気に応え見事勝利。従前戦績的には中山巧者の感もあったが、中山巧者にとどまらない名牝であることを示した。有馬記念では史上7頭目、牝馬では初の連覇を目指したが、追切で状態が上がりきらなかったことと3歳時の斤量優位がなくなったことが響いたか4着。やはり、メンバーが揃うグランプリでは調子をピタリと合わせなければ難しい。
年明け初戦となった宝塚記念は昨年の11着よりマシにはなったが7着と凡走。前走オールカマーは重馬場で前が残りやすかったことが向かず4着。休み明けの宝塚記念は凡走し、秋は前哨戦を叩いて良化する傾向にあるため、オールカマーを使った事自体は良いとしても、馬場が悪すぎてダメージが残らないか心配だ。初コンビとなる岩田望とのコンビネーションも若干不安。
消し
セイウンハーデス
消し。本レースがラストランとなる。屈腱炎からの復帰後はチャレンジC5着、京都記念8着、エプソムC1着と着実に復活。エプソムCでは馬群からレベルの違う抜け出しを見せ東京1800mレコード。昨年の本レースは上がり32.4秒を記録して7着と健闘。しかし、ジャパンカップでは、前半1000mを57.6秒で大逃げする趣旨不明の暴走で12着。年が明けて迎えた中山記念でも前半を59.0秒で抑えめに逃げたものの結局ラストに沈んで12着。しかし、大阪杯では逃げずに3、4番手で先行して5着に残し、復調。前々走安田記念では年齢面を懸念しつつも、屈腱炎前のプリンシパルS、復帰後のエプソムC、7着とはいえ着差は僅かだった昨年の本レースと東京2000m迄の条件は本馬に向いていることを指摘し、対抗の一角に推したところ4着と健闘。前走毎日王冠では、内枠を生かし脚を溜めることができ、逃げたホウオウビスケッツを最後に捉えて勝利。
ここ2戦も改めて2000m迄の東京適性が裏付けられており、昨年の7着を超える健闘もありうる。もっとも、総論のとおり本レースにおいて6歳以上の馬の成績は芳しくない。そもそも同年の毎日王冠王者が本レースに参戦すること自体9年ぶりだが、毎日王冠からの連勝となれば8歳で本レースを制したカンパニー以来17年ぶりとなる。
ジョバンニ
消し。新馬戦勝ちの後、野路菊S、京都2歳Sともエリキングに敗れて2着、ホープフルS2着、若葉S1着、皐月賞4着、ダービー8着、神戸新聞杯3着、菊花賞8着、AJCC7着、金鯱賞2着、QE2世C5着、小倉記念2着、チャレンジC1着。
野路菊S、京都2歳S、ホープフルSと3戦続けて上がり最速、若葉Sでも上がり2位とある程度の末脚は使えるがペースが上がると顕著に上がりが鈍るため、基本的にはスローペースになることを祈ることになる。ダービー以降の戦績から他の現4歳世代に比べて成長に乏しいのではとの指摘もあるが、戦績をみる限りでは2000mを超えるレースが苦手なだけで、2000mの本レースは十分射程圏内。QE2世Cで先着を許したロマンチックウォリアー、マスカレードボール、ソジー、ロイヤルチャンピオンの4頭は錚々たるメンバーであり、5着を悲観する必要はない。前々走小倉記念ではゼンダンハヤブサと5キロの斤量差があり2着に敗れたのは致し方なく、前走小倉記念ではトップハンデタイかつ大外枠から終始外を回しながらも勝利した強い内容で勝ちきった。もっとも、本馬は阪神2000mの適性が高く、かつメンバーに恵まれたことも否めず、やはり一流馬の中に混ぜると上がりの差は否めない。総論のとおり、過去10年前走G3以下からの馬券内はない。8枠16番と枠順にも恵まれなかった。
リアライズシリウス
消し。新馬戦は2着に7馬身差をつけ、逃げて上がり最速の34.8秒を記録すると、新潟2歳Sでは出遅れながら早くも4角では2番手につけ、上がり最速の33.4秒を記録、2着タイセイボーグに4馬身差をつけ快勝。1分33秒4の勝ち時計はアスコリピチェーノやセリフォスらのG1馬の記録を0.4秒上回るもの。しかし、朝日杯では1週前追切で併せ遅れしていること、動き的に右回りがあまり得意でないと思われることを懸念点として挙げたところ、上位4頭とやや離された5着に終わった。共同通信杯ではベレシート、ロブチェン、ラヴェニューに詰められながらも1分45秒5の優秀な時計で逃げ切って勝利。皐月賞の際は、皐月賞と相性の良い共同通信杯1着馬であったが、本質的にはマイルまでの馬で2000mは持たないだろうと予想して消し評価。しかし、予想に反してロブチェンの番手で進めるとそのまま押し切って2着。内枠先行有利な高速馬場であったことを考慮に入れても、2000mも右回りも克服し戦前より評価を上げた。しかし、前々走日本ダービーはさすがに距離が長過ぎたか7着。前走毎日王冠では追切で馬なりの古馬1勝クラスに遅れる前哨戦仕上げの内容であることは分かっていたものの、それにしても負け過ぎな7着。2番手先行からあっさりと失速した。総論のとおり皐月賞連対馬という本レース好走条件を満たしている3歳馬ではあるが、さすがに厳しいんじゃなかろうか。
コスモキュランダ
消し。普段はレースレベルを問わず凡走しているが、忘れた頃に好走する予想家泣かせの馬。好走するとすれば中山競馬場だが、中山競馬場だからといって必ず好走するとも限らない。昨年秋は凡走が続いていたが、年末の有馬記念ではブリンカーの効果もあったのか差し追込決着の中逃げて2着。年が明けた日経賞では追切で自己ベストを記録し、有馬記念と同じ舞台でメンバーレベルも大幅に下がったにも関わらず7着。前々走宝塚記念は重馬場も味方し逃げて4着に残す健闘。前走オールカマーは11着。重馬場は本馬に向く条件で人気も集めていたのだが、出遅れはともかくとして4角で急失速、10着からも大差がつく不可解な大敗となった。末脚勝負をする馬ではなく、昨年の本レースが12着、ジャパンカップが8着から3馬身離れた9着、そもそも東京競馬場で馬券内が一度もないことからしても、合理的に考えれば東京競馬場の適性は無いように思う。また、本馬はG1で好走しても2着までではある。しかし、前走大敗していても好走する姿を有馬記念、宝塚記念と見せられているので馬券内に絶対に来ないとは言い切れない。
レディネス
消し。3歳時から戦績にムラがあり、信頼できない。弥生賞では7着マイネルゼウスから3馬身も離される8着になったかと思えば、プリンシパルSでは上がり1位の33.2秒の末脚を見せ勝利。続く日本ダービーでは17着。オープン入り後は白富士S4着、巴賞は22kgの馬体重減も響いたのか10着、札幌記念3着、毎日王冠3着。
プリンシパルS、白富士S、毎日王冠と東京1800mから2000mに適性があることはうかがえるものの、他方で能力を発揮できたレースであっても勝ち切るには至らず、力の限界を感じる。昨年の日本ダービーで場違い評価した頃からの成長は認めるが、まずは一つ重賞を勝ちたいところ。追切では馬なりでも好時計で毎日王冠を使った上積みが感じられる。
ネブラディスク
消し。元々世代限定重賞でも共同通信杯4着、毎日杯3着、京都新聞杯5着と今一歩足りず、その後3勝2着2回の安定感で条件戦を突破したものの、その過程で敗れたミッキーゴールドはチャレンジC8着、イガッチは函館記念6着札幌記念14着と重賞で通用していない。また、頭を上げたりパドックが2人引きだったりと相変わらず気性面も怪しい。前走3勝クラスで皐月賞6着のサウンドムーヴに3馬身差をつけ勝利しオープン入り、稍重馬場も克服した。総論のとおり過去10年前走G3以下からの馬券内はない。オープン入り初戦で初G1に挑むのは流石に敷居が高過ぎる。
ホウオウビスケッツ
消し。ここ2年の本レースで3着、13着。逃げ先行からなかなか沈まず粘れる馬であり、3年連続毎日王冠2着とこの時期に調子を上げてくる。一昨年と同様のローテで3着と好走した再現を狙った昨年の本レースは控えて直線伸びず13着。ドスローからの上がり勝負では絶対敵わないのに、自ら逃げてペースを作らなかったのは不可解だった。ジャパンカップではセキトバイーストと逃げて16着に沈んだ。その後、G1で結果が出ないだけならまだしも、金鯱賞で12着となり雲行きが怪しくなると、なんと川崎記念に参戦したが、11着と地方馬にも先着される大惨敗。前々走札幌記念でも10着に敗れた。5連続二桁着順で迎えた前走毎日王冠では前半1000m59.8秒の落ち着いた逃げに持ち込み、最後にセイウンハーデスに交わされるも逃げ粘って2着となり3年連続の本レース出走。逃げ粘って一昨年の再現を狙いたいが、前走がハマっただけの可能性が高く、全盛期に比べて力落ちの感は否めない。総論のとおり本レースにおいて6歳以上の馬の成績は芳しくない。
サクラファレル
消し。3歳時に未勝利戦から2勝クラスまで3連勝して迎えたセントライト記念で最後伸びずミュージアムマイルらに完敗し5着となりクラシックには間に合わず。その後オープン入りしたが、エプソムCでは先行して伸びず5着、札幌記念は2着もシェイクユアハートから2馬身半差をつけられており、重賞で勝ち切るには至らない。札幌記念含め北海道では3戦2勝2着1回だが、そのような得意条件でも重賞を勝てないということでもある。追切では馬なりでも素晴らしい終いを見せており、2000m迄であればセントライト記念のように最後に伸びを欠くこともなさそうであるから、G1でも相手なりに走れるかもしれないが、8枠15番と枠順にも恵まれなかったから、本レースでは一旦様子見としたい。
場違い
エルトンバローズ
場違い。昨年は負傷で9カ月の休み明けとなった中京記念で8着、毎日王冠で5着、最大目標であったマイルCSでは過去2年には及ばなかったものの5着と健闘した。走る度に徐々にパフォーマンスを取り戻してきていたが、復帰後4戦目にまさかの有馬記念を選択。マイルから1800mを主戦場としてきた本馬が走ったことのない長距離で、12着に敗れた。
年が明けても東京新聞杯13着、マイラーズC8着と低迷していたが、しらさぎSでは58kgを背負いながら1着、中京記念では勝ち馬アンパドゥより3kg重い59kgを背負いながらも5着でサマーマイルシリーズ王者となった。もっとも、しらさぎSはシリーズ内でもメンバーレベルが低かった一戦であることは留意する必要がある。前走では4年連続で毎日王冠に出走したが、過去最低着順の9着。3年連続出走していたマイルCSではなく本レースに登録したのは驚いたが、前述のとおりマイルCSでも成績が下降線なので、そちらに出ても掲示板内に残れないとの判断だろうか。ただ、末脚が抜群に切れる馬でもなく32秒台の上がりの勝負になると苦しいし6歳になり力落ちも否めない。距離適性をおいても東京競馬場では厳しく、実際、今年も東京新聞杯、毎日王冠で大敗している。総論のとおり本レースにおいて6歳以上の馬の成績は芳しくない。
シャンパンカラー
場違い。NHKマイル優勝以来5戦続けて二桁着順だったが、昨年の安田記念にかけて調子を取り戻し、安田記念では出遅れながら上がり最速で6着となった。しかしその後は追切の好調さが成績に繋がらず再び低迷期に突入し、気づけば6歳になった。今年の安田記念では12着、前走毎日王冠13着。58kgを背負ったとはいえ負け過ぎである。今回、3歳時の京成杯6着以来の2000m戦に挑む。末脚自慢ゆえ東京適性のある馬ではあるが、近時はそこですら凡走しており、東京2000mで劇的な改善があるようには思われない。追走はできたとしても距離が持たないだろう。総論のとおり本レースにおいて6歳以上の馬の成績は芳しくない。1週前追切の手応えもいまひとつ。
ジュンブロッサム
場違い。一昨年のマイルCS10着と全盛期においてもG1で通用しなかったが、その後は低迷の一途。フルゲート割れ10頭、六甲Sのメンバーがそのまま転戦してくるような低レベルなメンバー構成の昨年のマイラーズCで2着となったのが最後の輝きで、その後安田記念11着、富士S4着、キャピタルS7着、ダービーCT11着、エプソムC9着、関越S9着、前走オクトーバーS3着。前走同舞台を使っているとはいえ、リステッド3着で際立った上がりが見られたわけでもないから、ここでは通用しないだろう。しかも、本馬の全盛期はとうに過ぎている。総論のとおり本レースにおいて6歳以上の馬の成績は芳しくない上、過去10年前走G3以下からの馬券内はない。
北海道鹿部町*伊藤選手の出身地
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