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【2026ジュライカップ予想】
英ニューマーケットで行われる直線1200mのG1 。英アスコットで開催されるQE2世ジュビリーSから古馬が、コモンウェルスCから3歳牡馬牝馬が参戦し、キングチャールズ3世Sからも古馬はもちろんコモンウェルスCの参戦資格のない3歳セン馬が参戦してくることもあり、英国スプリント界の強豪が集結する。3年前のシャキールは連勝の勢いままに1番人気に応えたが、ここ2年馬券は荒れ気味。今年はサトノレーヴが日本馬として4年ぶり5度目の参戦となる。過去にアグネスワールドが武豊を鞍上に本レースを勝利したことがあり、全くのノーチャンスではないが、QE2世ジュビリーSよりはハードルが高そうに思う。
コースは下り基調のほぼ平坦だが、ゴール前に坂がある。
勝ち馬の傾向は3歳又は4歳が多く、近10年では3歳4勝4歳6勝。歴史上5歳や6歳の勝利もチラホラあるものの、7歳馬の勝利は戦前まで遡る。7歳馬のサトノレーヴには逆風。英愛米の調教馬が優勝を分け合うケースが多いが、近時は米国馬の勝利例は少なくなっており、今年は英8愛2日1の参戦数となり米国馬は不在。
モルニー賞及びコモンウェルスCの覇者で1200mでは無敗のヴェネチアンサン、キングチャールズ3世Sの覇者ミッションセントラル、QE2世ジュビリーSの覇者アルメラク、同2着のサトノレーヴが4強を形成するだろう。コモンウェルスC3着のディビジョンや重賞実績が一切ないものの舞台適性があり安定感のあるダブルラッシュも不気味だ。初回登録の25頭から第2回登録の13頭に絞られる過程で明らかに場違いな馬は回避しており、そもそも波乱の起きやすい短距離戦であることもあり、今回は場違い評価を出さなかった。
アルメラク
本命。昨秋初めてリステッドに挑戦して落馬競走中止も、休み明けの前々走カテドラルSでは上位3頭の接戦を制して優勝。前走QE2世ジュビリーSでは、重賞初挑戦がG1となるのは敷居が高く、キャリアのすべてを英国で戦っているもののアスコットは未経験であることを指摘し消し評価としたが、人気薄を覆す勝利を挙げ、サトノレーヴを僅差で下した。直線競馬の実績もあり、落馬事故による競争中止を除けば連対を外したことがなく、今最も英国で勢いのある古馬スプリンターだ。他方で、昨年QE2世ジュビリーSを制したラザットは同時期のコモンウェルスCの時計を0.7秒上回っていたのに対し今年の本馬は0.3秒のみ。現時点ではラザット級に安定感のある馬とはまだ評価できない。
ミッションセントラル
対抗1。リステッドを連勝して迎えた前走キングチャールズ3世Sを後半の追込で勝利した3歳セン馬。豪州の有力スプリンターであるオーバーパスや1200mから1000mへの距離短縮で復活したライェフカを下した内容も評価に値する。時計が速くなるようなら本馬の追込が利く展開になるだろう。唯一欧州外に遠征したBCジュベナイルターフスプリントで10着となったが、英国及びアイルランドでは安定しているので問題無いだろう。1200mよりは1000mの印象が強い馬ではあるが、前走1000mのキングチャールズ3世Sを使ったのは本馬がセン馬でそもそもコモンウェルスCを使いようがなかったという事情もあり、一概に1200mでは即切りとする必要はない。
ヴェネチアンサン
対抗2。モルニー賞と前走コモンウェルスCの2G1を制している3歳牝馬。直線1200mの2G1を制しているように直線競馬には慣れており、英2000ギニー等距離を伸ばすと苦しむが、1200mでは無敗を誇る。モルニー賞では6頭中唯一の牝馬ながらBCジュベナイルターフ王者で後に愛2000ギニーを制するグスタードを下し、コモンウェルスCでは1番人気を背負いながら前哨戦で下した馬を再度返り討ちにする等強さを見せているが、他方でコモンウェルスC2着のスパイシーマーグ、3着のディビジョンにはサンディレーンSよりも着差を大きく詰められており、本馬が早熟で思った程成長していない可能性もある。なお、3歳牝馬が本レースを制すれば43年ぶりの快挙となる。
サトノレーヴ
穴。高松宮記念を連覇した現役日本最強スプリンター。従前一定の時計以上の高速決着になると厳しいと言われていた中レコードを更新する1分6秒3で勝利したことで7歳にして新次元に到達した。
香港、欧州と海外遠征でも安定して結果を残しており、欧州ではQE2世ジュビリーSで2年連続2着。
前走QE2世ジュビリーSでは昨年覇者ラザットの参戦しない今年は実力、昨年の実績両面から最有力候補としたが、アルメラクにハナ差敗れて今年も2着となった。海外遠征でも舞台を選ばず好走しており今回も馬券内は堅いだろうが、他方で勝ちきれない面は気になるし、総論で述べた通り既に7歳であることは傾向に照らせば大きなマイナス。本レースでは近年も7歳の好走自体は有るのだが、どうしても頂点に届いていない。
本レースを2000年に制したアグネスワールドはスプリンターズS2年連続2着や前年のアベイドロンシャン賞勝利と国内外のG1実績が既にあった点で本馬と共通するため、実力的には十分チャンスはある。他方で、いずれも二桁着順に敗れたシーキングザダイヤやキングエルメスは参戦時点でNHKマイルカップ掲示板外で力量が足りず、キーンランドスワンはQE2世ジュビリーS二桁着順からの転戦であったから、本馬よりかなり力が劣っていたのは明らかで、無視してよい前例とみる。
ダブルラッシュ
大穴1。ニューマーケットのハンデ戦2戦を含め3連勝中。重賞どころかリステッド経験すらないのは気になるが、ウォーキンガムSはコモンウェルスCと同じ6ハロンだが、本馬は定量戦のそれよりも重い斤量を負担し、遜色ない走破時計を記録した。馬柱は綺麗で舞台適性は示されている。
ディビジョン
大穴2。サンディレーンS、コモンウェルスCとヴェネチアンサンに連敗しているが、3馬身差をつけられたサンディレーンS2着からコモンウェルスCでは半馬身差にまで差を縮めており、勝ちきれないまでも有力馬の一角を占めるだろう。
コマンチェブレイブ
消し。1400mからマイルが主戦場だったが、スプリント路線に転向。アブダビゴールドカップでシュトラウスの3着となると、連闘で1351ターフスプリントに参戦し、後方から外を回して追い込みリーフランナー、ラザットに次ぐ3着に入った。後の高松宮記念4着、安田記念5着のパンジャタワーに先着したのは一定の評価に値する。チェアマンズスプリントプライズでは5着。カーインライジングはともかく、サトノレーヴ、レイジングブリザード、ファストネットワークの後塵を拝した。前々走G2グリーンランズSでは2馬身差の快勝で連覇を狙ったジェームズデライトを3着に下した。前走QE2世ジュビリーSでは、一定のスプリント適性があることは判明したが、G1で1着になれるかというと厳しいとして消し評価としたところ7着。今回も評価は変わらない。
プリンスオブインディア
消し。カテドラルSではアルメラクの4着だが、アルメラクの項で述べた通り上位3頭が接戦を演じたレースで本馬は蚊帳の外だった。近4走はG3及びリステッドで凡走。本レースと同舞台のG3アバーナントSでも10着に敗れ良いところがなかった。
キノールト
消し。昨年のアルクオーツスプリントの予想で特に言及されることもなくレースでも見せ場なく7着に敗れていた。その後シティオブヨークS10着、英チャンピオンズSS3着。一応3走前に同舞台のアバーナントS3着も、この時の1着ラントゥフリーダムは一昨年及び昨年のQE2世ジュビリーS9着、8着の馬である。この時の2着アラムラムも今年のQE2世ジュビリーS15着。したがって今年のアバーナントSのメンバーレベルが低かったと言えるだろう。前走ミンスターSも11着。6歳という年齢も厳しい。
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