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2026クイーンエリザベス2世ジュビリーS予想】
英国アスコットの1200m直線G1。
極めて荒れやすいG1で、上位人気は信用ならないことも多い。ただし、昨年は人気を集めたラザットとサトノレーヴが抜け出し順当な決着となった。今年は19頭立てで昨年以上に頭数が多く、予想はきわめて難解。2023年と2024年にカーデムが連覇を果たしたように高齢馬でも優勝例が多い。
日本馬は2005年にキーンランドスワンが10着、2022年にグレナディアガーズが19着と全く通用していなかったが、超一流スプリンターサトノレーヴが参戦した昨年は2着と好成績を残した。
昨年覇者のラザットは連覇を狙っていたが仏G3制覇後に跛行が出て無念の回避。欧州馬はミンスターSからのローテの馬が多いが、優勝馬エルモンジェドが参戦せず、ラザット並みの安定感を誇る馬も見当たらない。昨年2着で高松宮記念を連覇しているサトノレーヴ、同じく一昨年のスプリンターズS覇者で前走アルクオーツスプリントでラザットに先着したルガルの両日本馬と豪G1を5勝のジョリースターが3強を形成する。カインドオブブルー、レイクフォレスト、カーデム、ストーレンキス、リージョナル、オーバーパスにも注目。
サトノレーヴ
本命。高松宮記念を連覇した現役日本最強スプリンター。従前一定の時計以上の高速決着になると厳しいと言われていた中レコードを更新する1分6秒3で勝利したことで7歳にして新次元に到達した。
香港、欧州と海外遠征でも安定して結果を残しており、昨年の本レースでもラザットと共に3着以下を3馬身離すも惜しくも2着。
香港では、一昨年の香港スプリントで3着、昨年のチェアマンズスプリントプライズで2着、昨年の香港スプリントは出遅れが響いて9着、今年のチェアマンズスプリントプライズでは4馬身以上の差をつけられた2着とカーインライジングに4戦全敗しているが、同馬は本レースに参戦しないし、競馬史に残る世界的名馬であるから勝てなくても仕方が無い。
ラザットの参戦しない今年は実力、昨年の実績両面から最有力候補であり、日本馬初のアスコットでの勝利に大きな期待がかかる。
ルガル
対抗1。一昨年のスプリンターズS覇者。
昨年のスプリンターズSこそ12着に敗れたものの、その後も他馬より重い59kgを背負いながら京阪杯2着とすると、阪神Cではレコード勝ち。オーシャンSでも58kgを背負いながら3着に入るなど、日本スプリント界のトッププレイヤーであり続けている。ただし、出遅れ癖がある。
前走は過去2年参戦していた高松宮記念ではなくドバイの直線1200mG1アルクオーツスプリントに参戦。過去2度の香港遠征で結果が出ていないように海外遠征や洋芝への適性には疑問があるとして穴評価にとどめたが、1351ターフスプリントで1着2着となりアルクオーツスプリントでも有力視されていたリーフランナーとラザットに先着し2着と大健闘。リーフランナーもラザットも次戦を勝利しており、極めて内容の濃い2着だった。
アルクオーツスプリントで直線競馬への高い適性を示したことでここでも有力視される。
ジョリースター
対抗2。豪G1を通算5勝しているオーストラリア現役最強格のスプリンター。現在カンタベリーSとTJスミスSを連勝中。豪州馬(直前に欧州に移籍した馬を含む)が本レースを制した例としては、2003年のチョイザー、2010年のスタースパングルドバナー、2012年のブラックキャビア、2018年のマーチャントネイビーが挙げられるが、21戦無敗で本レースを迎え、騎手がゴールラインを間違えて緩めたにも関わらず勝利した伝説的名馬ブラックキャビアを筆頭に豪州の名だたる名馬ばかりである。なお、中3日で出走したとはいえ、スプリンターズSに遠征し日本馬を蹂躙したテイクオーバーターゲットですら3着に敗れている。本馬がこれらの馬に匹敵するレベルかは疑問で、実際、一昨年のゴールデンイーグルではラザットが2着に対して本馬は7着であり、昨年のジ・エベレストではカーインライジングから1馬身半程度離された5着だったことから、サトノレーヴの方が強いように思う。
カインドオブブルー
穴1。昨年本レースで本命に挙げかけたが出走を取り消した幻の本命馬。一昨年同舞台のコモンウェルスCで4着、英チャンピオンズSS1着と舞台適性があり、舞台は異なるがスプリントカップも2年連続2着と直線競馬に強い。なぜか昨年の英チャンピオンズSSは11着に敗れてしまった。前走G2ミンスターSは2着も、スタートで出遅れた伏兵エルモンジェドに1馬身差をつけられて負けたことはやや残念な出来だった。
レイクフォレスト
穴2。本レースと同舞台のコモンウェルスC2着、シティオブヨークS2着とG1で2度2着の実績があり、前走は1400mのリステッドで5馬身半差の圧勝。一定の直線適性は感じられるし、レースの格はともかく前走の勝ちっぷりは魅力的。
ストーレンキス
大穴1。初の海外遠征となるフランス馬。3連勝中であり、昨年のモーリスドゲスト賞覇者サジーに連勝中なのは注目だが、過去の重賞経験はG3で一度7着になったのみ。
カーデム
大穴2。2023年、2024年と本レースを史上初めて連覇した名馬だが、アスコット直線1200m専門なのか、他ではイマイチな馬。10歳になってもなお現役を続行するタフさにも感服する限り。BCターフスプリントでは3着に入ったが、近3戦は不振。香港スプリント12着、アルクオーツスプリント9着、G2テンプルS10着。前々走アルクオーツスプリントも直線1200mであり、本レースが得意なら向きそうだと思ったのだが案外だった。2年ぶりに本レースに戻ってきたが、連覇していたときも2年とも人気薄で優勝しており、今回もアスコットに戻ってきて覚醒する可能性がある。
リージョナル
大穴3。直線競馬の経験が豊富で、昨年のアルクオーツスプリント3着。アスコットでは
キングチャールズ3世Sで2着と3着が1度ずつ。過去6度のG1で全て掲示板内の安定感があるがどうにも勝ち切れない。前走ミンスターS3着でカインドオブブルーに先着を許している。
フローダオブバミューダ
消し。昨年の本レースでは穴評価したところ3着。しかし、2着サトノレーヴからは3馬身離された。ハイペースで最初から飛ばせる馬であり、牝馬の斤量特典を活かして逃げ切る可能性もあるが、昨年の本レース3着も含めG1では良くて3着迄の馬で、成績のムラも激しい。前走リステッドのエレンチャロナーSを勝利。
コマンチェブレイブ
消し。1400mからマイルが主戦場だったが、スプリント路線に転向。アブダビゴールドカップでシュトラウスの3着となると、連闘で1351ターフスプリントに参戦し、後方から外を回して追い込みリーフランナー、ラザットに次ぐ3着に入った。後の高松宮記念4着、安田記念5着のパンジャタワーに先着したのは一定の評価に値する。前々走チェアマンズスプリントプライズでは5着。カーインライジングはともかく、サトノレーヴ、レイジングブリザード、ファストネットワークの後塵を拝した。前走G2グリーンランズSでは2馬身差の快勝で連覇を狙ったジェームズデライトを3着に下した。一定のスプリント適性があることは判明したが、G1で1着になれるかというと厳しいだろう。
サジー
消し。昨年の本レースでは発走直前に馬体検査で除外となり1年越しのリベンジを期す。昨年8月のG1モーリスドゲスト賞で圧倒的1番人気だったラザットを下す大番狂わせを起こし勝利したように直線競馬に適性がありそうだが、3走前と前々走はリステッドでストーレンキスに連敗しており、前走G3グロシェーヌ賞では逃げ粘る2着ポントスを捉え1馬身以上の差をつけ斤量有利な3歳馬も抑えで勝利ものの5頭立てのG3で勝った所でどこまで評価できるか疑問。
オーバーパス
消し。2023年、2024年と豪G1ウインターボトムSを連覇した豪州馬。昨年はジ・エベレストでカーインライジングの4着、ウインターボトムSでは3連覇を逃し2着。前々走TJスミスSではジョリースターの4着となった。7歳という年齢もあるのか少しずつ衰えつつあるようだが、本レースの4日前の前走キングチャールズ3世Sでは1番人気を背負い3着。1着との斤量差及び先行勢では最先着であることを踏まえれば悲観する内容ではないが、中3日は流石に大変ではなかろうか。
ジャスール
消し。昨年の本レース6着。通算9度のG1で掲示板内は一昨年のコモンウェルスC3着のみで古馬になってからは通用していない。前走ミンスターS6着。
グレートウィッシュ
消し。リステッドのドバイスプリントを勝利しているが前々走ナドアルシバターフスプリントは4着、初のG1となった前走アルクオーツスプリントは7着。G1レベルで通用するとは思えない凡庸な馬である。
アルメラク
消し。昨秋初めてリステッドに挑戦して競走中止も、休み明けの前走カテドラルSでは上位3頭の接戦を制して優勝。重賞初挑戦が本レースとなるのは敷居が高いし、キャリアのすべてを英国で戦っているもののアスコットは未経験。
アラムラム
消し。前々走のG2アバーナントSではラントゥフリーダムに敗れて2着。このラントゥフリーダムは一昨年の本レース9着、昨年の本レース8着の馬である。前走ミンスターSも5着。重賞すら勝ちきれないのにG1を勝てるようには思えない。
パワフルグローリー
消し。昨年の英チャンピオンズSSでは14番人気からラザットを2着に下す大金星を挙げG1勝利。しかし、休養明けの前走グリーンランズSではコマンチェブレイブから4馬身半近く離された7着。舞台適性はありそうだが、英チャンピオンズSS自体も紛れ感が強く前走も悪すぎるので流石に頭まではないか。
サイーダダリヤン
消し。本レースと同舞台の昨年のコモンウェルスC4着も、ナンソープS7着、スプリントC16着とG1では通用しない印象。前走エレンチャロナーSでも1着フローダオブバミューダから2馬身近く離された3着だった。
タイムフォーサンダルズ
場違い。本レースと同舞台の昨年のコモンウェルスCを制してはいるのだが、スプリントC7着となって以降近4走が大不振。コモンウェルスC自体人気薄での勝利であり紛れだったのだろう。前々走ミンスターS8着、本レースの4日前のキングチャールズ3世Sでは19着。中3日自体厳しいが、そもそもこんな状態で本当に出走するのだろうか?
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