【mofuラボ】2026年皐月賞予想!対抗はアドマイヤクワッズ!本命は?

2026
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@here
【2026皐月賞予想】
過去5年1番人気が0勝な反面、2番人気が3勝。近年は二桁人気馬が馬券内に入ってくるような大波乱はない。中山2000mは極端な外枠はやや力を発揮しにくい(近年ではイクイノックスですら本レースを大外枠で負けており、記憶に新しいところではマスカレードボールのホープフルS11着も挙げられる)が、基本的には多少の枠の良し悪しにこだわらず実力重視の選択でよい。昨年はクロワデュノール一強の下馬評だったが、今年は無敗で本レースを迎える(最近7年で5頭が無敗で本レースを制している)馬がおらず例年の混戦傾向に戻った。
好走ローテの傾向は以下の通り。昨年からトライアルと皐月賞の間隔が空いたこともあってか昨年はミュージアムマイルが2018年のエポカドーロ以来7年ぶりに前走トライアルから皐月賞を制覇した。なお、ミュージアムマイルは2008年に前走弥生賞4着から本レースを制したキャプテントゥーレ以来17年ぶりに前走連対していない馬による制覇だったが、朝日杯2着というG1実績があったもので、基本的には例外的事例と見てよいだろう。
トライアル同士の優劣では、G2の中山2000mの弥生賞と中山1800mのスプリングSでは前者の方が好走率が高く、後述の通りリステッド若葉Sは大きく劣る。本番と同条件で間隔も一番長く取れる弥生賞をあえて避け距離短縮したりリステッドに回ったりするのは、基本的には中山2000mでの自信の無さ故と考えている。
また、前走が重賞でなかった馬も原則皐月賞を制していない(例外:1997年サニーブライアン)。前走共同通信杯かつ上がり3位以内と皐月賞の相性は極めて良い。今年はホープフルS王者ロブチェンが該当する。
今年の特殊事情として、重馬場でも例年並みの時計を出した朝日杯組がホープフルS組よりレベルが高そうに思える点は悩ましい。具体的には、朝日杯5着のリアライズシリウスがホープフルS1着のロブチェンを破ったり、そもそもそのロブチェンは1勝馬の穴馬的立場でホープフルSを制していたりする点、サウジアラビアRCで通用しなかったアスクエジンバラが中距離戦線では繰り返し好走する点である。朝日杯組が距離適性を能力でカバーしてくる可能性が否めないのが予想を困難にしている。
脚質については、逃げ馬はまず勝利しないと見て良いだろう。適度に先行できて好位から差すのが理想だが、実力馬でも抜け出しが早すぎるとここ2年のジャンダルマンタルやクロワデュノールのようになるので難しいところ。
ダービーと異なりテン乗りでも勝利例は複数ある。
本レースで1番人気のオッズが最大となったのは1990年のアイネスフウジンの4.1倍だが、今年はそれを上回る歴史に残る混戦となる可能性が高い。今年はフォルテアンジェロ、カヴァレリッツォ、アドマイヤクワッズ、バステール、グリーンエナジー、アスクエジンバラ、パントルナイーフ、ロブチェンの8強とみる。
ホープフルステークスに続き本命フォルテアンジェロとするが、正直それ以外は枠順くらいしか優劣の決め手はなかった。対抗カヴァレリッツォ、アドマイヤクワッズ、ロブチェン、穴グリーンエナジー、アスクエジンバラ、大穴パントルナイーフ、ライヒスアドラーと予想する。

フォルテアンジェロ
本命。前走ホープフルS2着。新馬戦は中山1800mで馬群を割りながら上がり2位タイの33.9秒の末脚で勝ち上がると、前々走1勝クラス百日草特別は上がり最速32.8秒を記録しながら、逃げたコスモエルヴァルを辛うじて捉え、1着アッカンに2馬身近い差をつけられる2着に終わった。なお、この際の騎乗について、鞍上戸崎は後方を気にした分届かなかったと騎乗ミスを認めている。
1勝馬の立場で迎えたホープフルSでは、追切では自己ベストを記録し終いも11.1秒を記録していたとはいえ、ここ10年前走1勝クラス2着以下の馬が馬券内に入ったことはなく、2戦ともにスローペースであり、フィエールマン産駒であることも相まって追走力に乏しいとみられることから、外枠を引いて外を回されると特に苦しくなりやすいタイプであり、不安要素は極めて多いと指摘しながらも、中山での新馬戦の内容が極めて良かったことと確かな末脚に素質を感じ本命指名を打った。勝ち馬ロブチェンより外に進路を切り替えるのが遅く詰まってしまい結果的には上がりは34.9秒と鈍ったものの、超一流騎手を乗せたわけでもないのに思った以上に好位で追走できてG1で2着となり、概ね本馬の素質を正しく見抜けたと自信を深める予想となった。鞍上荻野極はG1を1勝しかしたことがなく初の本レース騎乗となるが、昨年キャリアハイの62勝を挙げた堅実な騎乗のできる若手であり、3週連続本馬の追切に騎乗しやる気が感じられる。そろそろ2勝目があってもよい頃だ。不安要素としては、鞍上がコロコロ変わること、ホープフルステークス2着馬はここ2年5着、4着と掲示板内ではあるものの馬券外であること。2週前追切はグリーンエナジーを0.6秒追走同入。1週前は逆にグリーンエナジーに先行同入も馬なりでも自己ベストを記録。ホープフルSからの直行になるが、さらなる成長を遂げていそうだ。馬群を割って出てこれる馬なので、極端な外にならなかった時点で枠順は問題ないとみる。

アドマイヤクワッズ
対抗1。新馬戦はスロー前残りの展開も上がり最速の33.3秒で差し切り。デイリー杯2歳Sは追切で自己ベストを4秒近く更新し、函館2歳S王者エイシンディード、中京2歳S王者キャンディード、サウジアラビアRC2着のガリレアも参戦しメンバーの揃った中、カヴァレリッツォと2頭抜け出し3着以下に5馬身差をつけて1分33秒1の2歳コースレコード。上がり最速の34.0を記録してカヴァレリッツォに競り勝った。しかし、本命に推した前々走朝日杯では上がり3位の34.6秒を記録したものの、捲ったり大外を回したりロスの多い騎乗で3着に終わった。前走弥生賞では前から3、4番手を追走し早めに動くもラストに伸びず3着。2年前の朝日杯王者でその後も国内マイルG1を全て制覇したジャンタルマンタルが皐月賞3着となった時を彷彿とさせるもので、2000mは長い印象を受けた。前走非連対ではあるものの、朝日杯好走と前走弥生賞は昨年の本レース覇者ミュージアムマイルと酷似しているため、対抗評価とする。ただし、ミュージアムマイルの黄菊賞のように2歳時から2000mを使っていたわけではないので、本質的にはマイラーだと見て本名視まではしない。相変わらず追切の内容はよく、ロードフォアエースを大きく追走同入。なお、重馬場は苦手な模様。17番枠も厳しいだろう。

カヴァレリッツォ
対抗2。新馬戦は上がり最速を記録し5馬身差の快勝。前々走デイリー杯2歳Sではアドマイヤクワッズとマッチレースの末同タイムで2着。3着以下を5馬身突き放した。上がりはアドマイヤクワッズに0.3秒劣るものの34.3秒を記録し、ハイペースの中アドマイヤクワッズより前でレースを進められた。反面、スタート直後の行き脚は遅く、競られると外に逃避する面がありまだアドマイヤクワッズに比べて総合的な完成度は低いと見ていたが、前走朝日杯では見事逆転し、逃げたダイヤモンドノットも捉えてG1制覇、最優秀2歳牡馬の座についた。馬体は既にキ甲が抜け完成度が高い。アドマイヤクワッズと異なり中距離を一切試さず本レースに直行するため距離適性の評価は難しい。血統的にはこなせそうだし、シルクレーシングも2000m持ちそうと延べていて、総論の通り朝日杯組のレベルは高そうだが、アドマイヤクワッズも能力だけで弥生賞を勝つことは出来なかったし、リアライズシリウスも共同通信杯は逃げて勝利したもののラストは詰められたように朝日杯組は距離適性の壁が一定程度あるだろう。グレード制導入後の84年以降、芝1800m 以上のレースに出走経験のない馬は本レースで勝ったことがない。朝日杯を経由するとしてもドウデュースやミュージアムマイルのように中山や2000mをどこかで使って本レースに臨むのが定石であり、それを外して勝てるかと言えば懐疑的である。サリオスですら中山も1800m以上も未経験で本レースに臨んで2着だった前例があり、さすがに危険すぎると見て対抗評価にとどめる。最内枠は最近ではソールオリエンスの例もあり悪くない。追切では自己ベストを更新。

ロブチェン
対抗3。新馬戦勝ちの1戦1勝馬で迎えた前々走ホープフルSでは、新馬戦で重馬場の2000m新馬戦を逃げて上がり最速の35.4秒で3馬身差快勝していたことから、内枠を引いた逃げ先行馬として大穴評価していたところ、まさかの中団からの差し戦法に切り替えて1着。その後前走共同通信杯では追切で自己ベストを更新し終いも良かったが、上がり2位タイの33.4秒を使いながら逃げるリアライズシリウスを捉えきれず3着。総論で述べた通り前走共同通信杯かつ上がり3位以内と皐月賞の相性は極めて良く、本レースに向けた追切では自己ベストを2.4秒更新する驚異的な内容。他方で、ホープフルSがG1に昇格して以降その勝ち馬がG1以外を使い敗れた場合、その後G1どころか芝で1勝もできていない(タイムフライヤー、ダノンザキッド)こと、前走非連対であること、新馬戦のとおり重馬場適性がある一方、時計勝負になると分が悪くキレ負けするように思われる点はマイナス材料。

グリーンエナジー
穴1。新馬戦ではダノンヒストリーに0.9秒差もつけられて3着となったが、次戦の東京2000m未勝利戦では鼻出血しながら上がり32.9秒を使い0.5秒差をつける快勝。続く前走京成杯ではレースレコードに0.1秒差に迫る1分59秒3で勝利し、ソールオリエンスやダノンデサイルのような後のG1馬より優れた上がり33.8秒を記録した。他方で、この時計は高速馬場で出たものであること、後方3、4番手から差し切ったことは評価できるものの最内をロスなく回れた面もあったことから、本命対抗級の実力まではないと見る。デビュー以来全て戸崎が継続騎乗しているのはよい。追切の内容は極めてよく、1週前追切で馬なり自己ベストのフォルテアンジェロを素晴らしい加速で追走同入し自身も自己ベストを更新した。

アスクエジンバラ
穴2。マイルの新馬戦を4着に敗れると、1800mの未勝利戦とコスモス賞を連勝。しかし、コスモス賞は2着馬が地方馬かつ札幌2歳S8着の馬であり極めて低レベルなメンバーだった。その後サウジアラビアRCで0.8秒差の7着も、京都2歳Sで10番人気ながら上がり2位タイの35.2秒で2着に入った。続くホープフルSでは終始外を回す展開となってしまったものの3着で強さを見せ、前走スプリングSは上がり3位の34.3秒を記録し2着。中距離戦に限れば勝ちきれないものの安定して好走しており、一定の評価はできる。他方で、既に7戦というキャリアはさすがに多すぎ、総論の通り前走スプリングSからは本レース馬券内すら乏しい。昨年ほどレベルの低いメンバー構成ではなかったとはいえ、勝ち馬アウダーシアと同タイムながら末脚のキレには差があった。本レースに向けた追切は好時計で加速も抜群だった。

パントルナイーフ
大穴1。新馬戦は後のアイビーS2着アートバーゼルに敗れ2着も、中山での1800m未勝利戦を上がり1位34.6秒を記録して勝ち上がると東スポ杯2歳Sでは上がり32.9秒で1着。他方で2着ゾロアストロや3着ライヒスアドラーとの力量差はほぼ無かった。本レースに参戦する3着馬迄は勿論、5着リネンタイリンや8着ローベルクランツもオープン入りしておりレースレベルは高かったとみる。その後は弥生賞での始動を予定していたがフレグモーネで回避。このことによる調整不安が懸念される。追切を再開できたのは3月29日からであり、内容的には弥生賞前の追切のほうが良かったように思われる。
なお、東スポ杯2歳Sから本レースへの直行は過去にイクイノックスのみが敢行し2着となった例がある。中山経験もあり上がりも使え、ルメールが騎乗するため人気の一角を占めるだろうが、本馬は私が2年前に安田記念で本命視して惨敗したパラレルヴィジョンの全弟であり、G1レベルになるといきなり凡走する可能性や、2000mがやや長い可能性は否めないところ。

ライヒスアドラー
大穴2。中山1800mの新馬戦は超スローペースであったが上がり最速33.1秒の末脚で勝利すると、前々走東スポ杯2歳Sではパントルナイーフ、ゾロアストロに続く3着。しかし、本馬含めて32秒台の上がりを記録し、逃げた4着テルヒコウを捉えたこの3頭は内容的に互角と見てよいだろう。前走弥生賞では収得賞金が足りないため優先出走権確保が求められた。元々共同通信杯目標も状態が整わず、弥生賞に向けた追切でも中山牝馬S5着のニシノティアモに大きく先行遅れする内容で不安が残ったが、メンバーレベルがやや下がったとはいえ上がり3位を記録し2着を確保した内容は及第点だろう。追切内容も良い。

リアライズシリウス
消し。新馬戦は2着に7馬身差をつけ、逃げて上がり最速の34.8秒を記録すると、新潟2歳Sでは出遅れながら早くも4角では2番手につけ、上がり最速の33.4秒を記録、2着タイセイボーグに4馬身差をつけ快勝。1分33秒4の勝ち時計はアスコリピチェーノやセリフォスらのG1馬の記録を0.4秒上回るもの。しかし、前々走朝日杯では1週前追切で併せ遅れしていること、動き的に右回りがあまり得意でないと思われることを懸念点として挙げたところ、上位4頭とやや離された5着に終わった。前走共同通信杯ではベレシート、ロブチェン、ラヴェニューに詰められながらも1分45秒5の優秀な時計で逃げ切って勝利。本質的にはマイルまでの馬で、2000mは持たないだろう。総論で述べた通り前走共同通信杯かつ上がり3位以内と皐月賞の相性は極めて良いが、本馬は上がりの点でそれに該当しない。右回りに戻るのもマイナスだ。また、前走はゲート入りにも苦労したとのこと。追切では鞍上津村いわくまだ重苦しさが残る。諸々課題が多そうだ。

ゾロアストロ
消し。新馬戦はマイルを使い上がり最速も1着ディバインウインド(後の共同通信杯5着)に3馬身半差をつけられて敗れると、次の未勝利戦では新潟1800mで上がり最速32.9秒を記録しジーネキングを破った。しかし、サウジアラビアRCではエコロアルバ、ガリレアに後れを取り3着に敗れる。ルメールのマイルではキレがないとの進言を受けて東スポ杯2歳Sで1800mに戻すと、上がり最速32.7秒を記録し、1着パントルナイーフ、3着ライヒスアドラーと互角の勝負を展開した。年明けはきさらぎ賞で大雪の影響による京都競馬場開催順延での缶詰状態、初の右回り、関東馬11年ぶりの勝利と数多くの困難を克服し勝ち切った。他方で、前半1000m62.2秒のヨーイドンの上がり勝負から5着までほぼ差のない接戦であり、重賞で勝負強いハマーハンセンの内枠を生かした好騎乗に救われた感もある。ここ2年ビザンチンドリーム及びサトノシャイニングのきさらぎ賞勝ち馬はまずまず強い内容を見せていたものの、それでも本レースに直結しないところがあるため、今年のレース内容では一層評価し難いだろう。デビュー当初から注目された馬であり、上がりは堅実なので大崩れはしないだろうが、掲示板入るかどうかというところだろうか。既にキャリア5戦となるのも昨年のミュージアムマイルの例があるとはいえ若干多い印象で、鞍上がコロコロ変わり岩田望と初コンビとなるのも宜しくない。内枠を引けば一発あるか。追切が好調な馬が多い中内容が目立たないことも懸念点。

バステール
消し。新馬戦は上がり33.2秒を使いながらも2着に敗れたが、未勝利戦では上がり3位で勝ち上がると、追切で自己ベストを記録し好調で迎えた前走弥生賞では内枠有利な状況で8枠であったにも関わらず後方2番目から上がり最速34.9秒の末脚で1着となった。勝ち時計も前半がホープフルSより0.9秒速かった分0.8秒上回ったが、東スポ杯2歳S1着パントルナイーフ、4着テルヒコウ、ホープフルS6着オルフセンらが登録後に次々回避してメンバーレベルが下がったことから、時計だけで直ちに弥生賞>ホープフルSとは決めがたく、鞍上川田が幼さが残り乗り難しいとのコメントを残していることから、弥生賞で見せた強いパフォーマンスを継続できるかもなんとも言えない。そもそも2010年のヴィクトワールピサを最後に弥生賞と本レースを連勝した馬はいない。さらに、中山2000mの大外枠はあのイクイノックスですら本レースを勝てず、マスカレードボールですらホープフルSでキャリア唯一の大敗を喫した鬼門の枠である。総論で述べた通り8強の一角として本馬の実力は高く評価したいが、今回は厳しいだろう。川田が継続騎乗することはプラス。追切は加速抜群で一杯に攻めたサウンドムーヴを追走同入。

マテンロウゲイル
消し。未勝利戦突破に3戦要したが、全て上がり最速であり、未勝利戦で敗れた相手も阪神JF2着のギャラボークであった。前々走京成杯でもグリーンエナジーとクビ差の2着。本レースに向けての賞金ボーダーが微妙だったため前走では若葉Sを使い、阪神2000mを1分58秒5の時計で勝利した。末脚も中山実績もあるが、総論の通り前走非重賞から本レースを勝つ例は20年近くない。昨年ホープフルS2着で中山実績もあったジョバンニですらこれを覆せなかった。追切も好時計。

アクロフェイズ
消し。ダートでのデビュー戦は8着も未勝利戦で芝2000mを試すと上がり最速34.1秒を記録し勝利。前々走若駒Sでは後方からレースを進めたショウナンハヤナミに完敗したものの、道中捲りながら2着に残した。しかし、ここまで2000m戦では共に2分1秒を切ったことがなく、ペース対応能力に疑問があった。前走スプリングSでは前半1000m59.2秒と流れたペースで2002年のタニノギムレットのレコードを0.9秒も上回る1.46.0のレースレコードが記録される中3着に残したことで一定のペース対応力を見せた。とはいえ、若駒Sではヴェロックスやトゥザワールド、ディープインパクトのように2分0秒台を出さないと皐月賞では通用していない(昨年ジュタについて同じ指摘をし実際惨敗した)し、本馬はマイル以下を主戦場としているアルテヴェローチェの弟で、アルテヴェローチェは父モーリスであるのに対し本馬は父ロードカナロアであるから、スローペースでないと2000mは持たないのではないかとの懸念もある。追切内容は良くも悪くも従前どおり。

アルトラムス
消し。新馬戦で上がり最速を記録し3馬身差をつけ勝利すると、シンザン記念では最後方から外を回すロスの多い競馬で上がり2位の34.1秒を記録して3着となった。ここまでマイルを使ってきていたが、毎日杯で1800mに距離延長すると、追切で大幅に自己ベストを更新し、レースでも早めに抜け出したローベルクランツをあっさりかわして上がり最速33.1秒の末脚を記録し1着となった。ただし、毎日杯はわずか7頭立てで、東スポ杯2歳S、きさらぎ賞と凡走したローベルクランツが2着に来るくらいにはメンバーレベルが低かった。新馬戦のメンバーレベルも低かった。イスラボニータ産駒なので2000mはギリギリ対応可能だろうが、中2週、前日輸送、中山の多頭数の2000mと乗り越えるべき障壁は多い。鞍上横山武が本馬の末脚にかけて外を回す大味な競馬をした上で馬は力を出し切りましたとコメントする光景が見える。

サノノグレーター
消し。新馬戦は万全とは言えない状態ながら上がり2位に1.2秒差をつける33.9秒の末脚で勝ち上がると、新潟2歳S6着となるも、2000mに距離延長した葉牡丹賞で1.58.9の2歳JRAレコードを記録し3馬身差快勝。しかし、共同通信杯では追切自己ベストを記録しながら6着、前走スプリングSでは直線不利を受けながら上がり2位の34.2秒を記録し、1着から0.2秒差の5着となった。葉牡丹賞やスプリングSの内容をみる限りでは中山適性は十分あるが、反面葉牡丹賞で近年好走した馬(ミッキーカプチーノ、トロヴァトーレ、ヴィンセンシオ)がクラシック戦線で活躍した試しがなく、クラシックで通用するかは懐疑的に見たい。前走非連対の点はサウンドムーヴと同様。

サウンドムーヴ
消し。新馬戦4着の後未勝利戦を勝ち上がり、シンザン記念ではサンダーストラックにクビ差2着。大外枠だったことを踏まえれば大健闘だが、サンダーストラックはチャーチルダウンズカップで惨敗しており、メンバーレベルには疑問が残る。前走はスプリングSは外枠だったとはいえ4着だった。シンザン記念を除けば1800mを使っており、陣営も2000m迄は何とかなるとのコメントをしているので一定の中距離適性もあるとみるが、前走スプリングS自体が本レースにあまり直結しないこと、前走非連対であることを踏まえるとここは苦しいだろう。追切では一杯に攻められたもののバステールに先行同入で目立たない内容だった。

ロードフィレール
場違い。新馬戦ではベレシートの2着も、上がりで0.7秒差もつけられた。未勝利戦では4馬身差をつけて快勝したものの、この時の2着ストロングエースは1勝クラスで通用せずダート転向した。前走若葉Sでは逃げるコロナドブリッジを少し離れた2番手で追走し、マテンロウゲイルと2馬身差の2着となり、7カ月ぶりの始動戦としては上々の内容も、結局のところベレシートやマテンロウゲイルには力の差を見せられており、未勝利戦のメンバーレベルも低かったことになるから、ここでは勝負にならないだろう。

ラージアンサンブル
場違い。新馬戦はダートで7着、芝に転向しても未勝利戦4着と振るわなかったが、続く中山の未勝利戦で5馬身差をつけて勝ち上がる。しかし、若駒Sでは上位4頭まで僅差だった中6着に敗れると、前走すみれSでは上がり最速34.5秒を記録し1着となった。一見中山未勝利戦の内容が良いように見えるが、全体時計は2分3秒、上がり最速とはいえ36秒近くを要しているようにレースレベルが極めて低かった。また、アクロフェイズの項で述べた若駒Sの時計の悪さは勿論、すみれSについても勝ち時計が過去2年より遅く、過去2年のすみれS勝ち馬は共に馬券内に入っていないうえ、前走非重賞組である。勿論、時計はレース展開次第である以上時計だけで能力を測ることは出来ないが、悪い時計が3つもあれば偶然とは言えないだろう。なお、陣営によると長距離向きの遺伝子で菊花賞を目指したいとのことで、おそらくはミオスタチン型がTTとの結果を把握しているものと思われる。追切では一応自己ベストを記録したものの追切相手にいつも詰められており褒められた内容ではない。本レースでは場違いとするが、今回の着順に関わらず、自分のペースで成長して秋に楽しませてほしい。

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