【mofuラボ】2025阪神ジュベナイルフィリーズ&香港予想

2025
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ブログ管理人”しゃけまる子”に予想を送り続ける変態mofuのコーナーです

12月14日のイベントのスケジュール
香港ヴァーズ1510
阪神JF1540
香港スプリント1550
香港マイル1700
香港カップ1740

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阪神ジュベナイルフィリーズ総評

近年稀に見る低レベルなメンバー構成になった。今年から中京2歳Sが重賞として新設され重賞の数は増えたにも関わらず、1997年以来、28年ぶりに重賞勝ち馬の参戦がなく、収得賞金1000万円以上が僅か5頭(昨年は12頭)、1勝馬が7頭(昨年は2頭)。新馬戦とアルテミスSを連勝したフィロステファニは重度の屈腱炎で引退、ファンタジーSのレベル感にはそもそも疑問があるとはいえ同勝ち馬のフェスティバルヒルも故障回避、新馬戦ともみじSを連勝し京王杯2歳S勝ち馬のダイヤモンドノットを破ったリリージョワは距離適性を鑑みて回避、アイビーS2着のアートバーゼルも回避と、上位人気が予想される有力馬の回避が相次いでいる。
一般的傾向としてはアルテミスSからの参戦が過去10年で5勝と結果を残しており、同時期のファンタジーSは、距離が1400mでマイル適性に疑問のあるメンバーやアルテミスSより力の劣るメンバーが集まりがちで、レシステンシア等一部の特殊な例外を除けば結果に繋がりにくい。また、一昨年アスコリピチェーノが勝利したが新潟2歳Sからのローテもあまり好結果がでていない。
過去10年優勝馬はすべて5番人気以内と軸は堅め。
前走1勝クラスは11年前のショウナンアデラ、前走オープンは9年前のソウルスターリングが最後の優勝。とはいえ、これ以降も1勝クラス組の馬券内は多発しており、すべて新馬戦からの連勝組又は全戦績が連対である馬であることに注意したい。なお新馬戦を勝っただけの馬としては2022年の2着シンリョクカがおり、新馬戦で抜けた上がりを使い3馬身半差をつけていた。新馬戦を勝っただけの馬でも圧倒的なパフォーマンスを見せているなら一考の余地がある。
キャリアは2、3戦が良く勝ち上がりに時間を要しすぎている馬は切りたい。2006年、2007年、2008年、2011年と抽選突破組の阪神JF制覇が多発した時代(ウオッカ、トールポピー、ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴル。いずれも錚々たるメンバーである。)から既に14年が経過。抽選突破組の1勝馬が7頭もいるが、基本的に苦しいとみる。昨年人気を集めたショウナンザナドゥも勝てなかった。
枠順は内外の有利不利はあまりないが、人気馬が1枠に来たときは勝率高めなので素直に推したい。
ここまで縷々傾向を述べたが、例年なら頭までは無いと思われる馬が勝ち負けになってくることが予想され、過度に例年の傾向に縛られすぎる必要はないのかもしれず悩ましいところ。一応、アランカール、マーゴットラヴミー、アルバンヌが3強を形成し、タイセイボーグ、スターアニスがそれに続く形か。ミツカネベネラ、イヌボウノウタゴエも面白い。阪神JFは過去10年すべてで馬体重460キロ以上の馬が勝利しているが、有力馬ではタイセイボーグやスターアニスくらいしかクリアしている馬がいないのでこのデータの取捨も迷いどころ。
昨年は場違い評価を3頭に留めたが、今回はかなり多めの8頭を場違い評価した。

阪神ジュベナイルフィリーズ詳細

アランカール
本命。新馬戦は福島1800mで出遅れながら上がり最速36.4秒で4馬身差勝利。前走野路菊Sは本レースと同じ阪神1600mで行われたが、再び出遅れながら上がり最速33.3秒で3馬身半差で勝利。
全体傾向で述べた通り前走オープンからの勝ちは9年前が最後であるし、出遅れ癖、少頭数競馬しか経験がなく多頭数での位置取りは大いに改善の余地がある、前走後に骨瘤を発症するなどどこまで万全かは疑わしいところもあり、4年前1番人気を背負いながら出遅れ4着となったナミュールの影がそこはかとなくチラつき、不安要素が多い。エピファネイアとシンハライトから生まれ早熟性にも富む良血馬のポテンシャルを信じたい。有力馬の多くが乗り替わりとなる中デビュー以来3戦北村友が継続騎乗するのも良い。1週前追切では馬なりで終い11.0秒の抜群の伸び。2枠4番も好枠で、外枠を引かなかった点は過去1番人気を裏切ったリアアメリアやナミュールとは異なる点。

マーゴットラヴミー
対抗1。新馬戦では2番手で先行しつつ上がり2位に0.6秒差をつける上がり最速33.4秒で2馬身差優勝。京都芝1400mの2歳コースレコードとなる1分20秒2。続く前走1勝クラス白菊賞では直線半ばまで持ったままで逃げ残り100mだけムチを使い上がり最速34.6秒の規格外のレースで3馬身差優勝。距離延長をクリアし、2018年のラヴズオンリーユーに並ぶ1分33秒6の好時計を記録した。なお本馬の父リアルスティールはラヴズオンリーユーの全兄である。体質が弱く食が細い馬であるにも関わらず中1週の参戦となること、近年逃げで本レースを勝つ馬はレシステンシアくらいしか例がないことは懸念だが、今季逃げ馬を多く好走させている武豊の導きで力を発揮すれば一気に2歳王者になりうる。

アルバンヌ
対抗2。新馬戦は後のファンタジーS王者フェスティバルヒルの2着に敗れたが、その後未勝利戦と1勝クラスのサフラン賞をともに上がり最速で連勝。コースを問わず良績を残している。特に前走は、次戦ファンタジーS5着のベレーバスクを2着、次戦ベゴニア賞で勝ち上がるドリームコアを3着に下すなどメンバーもそれなりに揃っていた。キャリア全戦で連対しているのも好走馬の条件。1週前追切では馬なりで6ハロン78.9秒、終い11.3秒の美浦1番時計を記録。自己ベストを3秒更新した。
しかし、新馬戦で敗れたファンタジーS勝ち馬フェスティバルヒルは新潟2歳Sでは最後に上がり最速の脚で追い上げたものの勝ち馬リアライズシリウスと全く勝負にならず、ファンタジーS2着のショウナンカリスはすずらん賞で地方馬に敗れ、3着メイショウハッケイは1勝クラスで苦戦、5着ベレーバスクはつわぶき賞で大敗していることから、ファンタジーSのレベル自体に大いに疑問がある。そのため、新馬戦の敗戦は一定程度減点せざるを得ない。飛びが大きい馬なので雨が降るようなら評価を落としたい。不可避だったとはいえルメールからの乗り替わりも不安。3枠6番は好枠。

タイセイボーグ
穴1。新馬戦を勝ち上がると、ダリア賞では最速の末脚も出遅れが響いて2着。新潟2歳Sではリアライズシリウスに4馬身差をつけられながら上がり2位の33.1秒で2着。ファンタジーS王者フェスティバルヒルには僅かに先着した。前走アルテミスSでは上がり最速33.7秒を記録して2着ミツカネベネラとクビ差の3着。追切では自己ベストを大きく更新、猛時計を連発している。ただし、すでに4戦していること、上がりは優れているが相手なりにしか走れないこと、出遅れ癖があり、8枠17番はさすがに外すぎるため、本命には推しづらい。なお、総論で述べた通り馬体重的には勝ち馬の傾向に合致している。

スターアニス
穴2。新馬戦こそ5着に敗れるも、12kg絞った未勝利戦では2着タマモイカロスに7馬身差をつけて優勝。続く中京2歳Sでは1400mに距離が延びたが、1分19秒4の2歳レコード勝ちの1着キャンディードに僅かに及ばず2着も3着以下に7馬身差をつけた。なお、1着キャンディードは次戦のデイリー杯2歳S最下位も鼻出血があったもので度外視してよく、3着マイケルバローズは逃げ馬を捉えきれなかったとはいえデイリー杯2歳S5着、4着タマモイカロスは福島2歳S1着、7着コラルリーフは福島2歳S2着と、中京2歳Sのレベルは決して低くはなかった。
とはいえ、ドレフォン産駒で母がスプリンターなので、ジョーメットヴィンやエンペラーズソードのようなスプリンターが完成形のようにも思われ、そうだとすると本レースでの1ハロン延長は懐疑的に見ないといけない。過去の名馬と比べるならタイプとしてはアストンマーチャンに近いのではないか。今年のNHKマイルカップのパンジャタワーのようなことがあると怖いが、基本的には穴までの評価だろう。なお、総論で述べた通り馬体重的には勝ち馬の傾向に合致している。

ミツカネベネラ
大穴。新馬戦は1400mで上がり3位35.4秒、トータル1分23秒1で勝利。時計に見るべきものが無かったこともあり前走アルテミスSでは人気薄だったが2着。雨の降る馬場も問題にしなかった反面、モーリス産駒だが母方の血統がダート馬なのでスピードが足りているかは若干懸念。今回初の関西遠征となる。2枠3番は本馬のスタートの良さを生かせそう。

イヌボウノウタゴエ
消し。新馬戦では4着も上がり最速の脚で道中10番手から追い上げ、未勝利戦でも道中7番手から差し切って勝利。1400mを2戦使っていることから距離延長が未知数であるが、シスキン産駒なのでマイルまでは問題なさそう。距離延長すれば道中もう少し前に位置取れるとともに末脚もキレて思わぬ飛躍につながる可能性は感じる。とはいえ、抽選突破組であり良くて紐候補の一角だろう。

ラスティングスノー
消し。札幌の1500mの新馬戦、未勝利戦を2着、1着と勝ち上がると、前走1勝クラスりんどう賞では逃げ切って優勝。陣営も1ハロン延長がかなりポイントになると述べておりマイルでのパフォーマンスは信用ならないし、前走は一応ファンタジーS3着のメイショウハッケイに勝利しているものの、重馬場に助けられた感は否めない。逃げ脚質で本レースを勝利することの難易度も高い。追切では馬の後ろに入れて進める訓練もしているようだが…。

ギャラボーグ
消し。2022年のNHKマイルカップを制したダノンスコーピオンの全妹であり、新馬戦ではオルネーロから2馬身差の2着、次戦の未勝利戦は上がり33.0秒の末脚で勝ち上がった。新馬戦で敗れた相手であるオルネーロはあまりメンバーレベルが高いとは言えない萩S5着であり、未勝利戦の2着マテンロウゲイルは次戦で勝ち上がったとはいえ、5頭立ての低調なメンバー構成であったこと、全体時計は低レベルだったことを踏まえれば、ダノンスコーピオンの全妹であることや川田が騎乗することを重視しすぎるべきではない。昨年本レースでは1800mからの距離短縮組が上位を占めたことから場違いまでとはしないが、ここでは通用しないと見る。総論のとおり抽選突破組は基本的に苦しいとみるが、ましてや本馬は重賞もオープンも未経験。3枠5番は悪くない。

スタニングレディ
消し。1800mの新馬戦を勝利した1戦1勝馬。1分47秒4の時計や34.2秒の上がりに特段光るものはなく、追切でも目立った良化は見られない。ベンバトル産駒は日本デビュー初年度であり傾向は未知数なところもあるが、本馬が1800mでデビューしているようにマイルはやや短いように思う。距離短縮組が昨年結果を残したからといって飛びつくのは危険な血統。総論のとおり抽選突破組は苦しい。

スウィートハピネス
場違い。新馬戦では上がり1位34.2秒を記録し勝利したが、全体時計には特段見るべきものはなく、前走白菊賞では逃げたマーゴットラブミーを捉えられずしかも上がり最速の脚を使われて3馬身差をつけられて完敗。中1週のローテも懸念。抽選突破組

メイプルハッピー
場違い。新馬戦はグッドピースに2馬身半差をつけられる完敗ののち、未勝利を逃げ切り勝利、前走ファンタジーSは7着。そのグッドピースはメンバーが揃ったとはいえデイリー杯2歳S6着の完敗で、本馬もファンタジーS7着の上6着からは2馬身半離されており明らかに重賞レベルでは通用しない。抽選突破組。

ヒズマスターピース
場違い。2000mの新馬戦で6着に敗れると次戦からマイルに転向、逃げ切って未勝利と赤松賞を連勝している。ただ、逃げ脚質は本レースでは苦しいことは総論やラスティングスノーの項で述べた通りな上、赤松賞の2着は新馬戦を減量騎手で勝ち上がり札幌2歳S9着、ファンタジーS6着のポペットであり、しかも、赤松賞の時計は同日の未勝利戦より0.3秒良いだけで上がりは33.8秒で同じ。赤松賞は出世レースと言われるものの、今年に関しては明らかに低レベルで疑問視すべき。

ローズカリス
場違い。新馬戦では芝1200 mを使ったが勝ち馬から1.3秒も離される4着。その後ダートに転向し、未勝利を突破するとヤマボウシ賞で2着、なでしこ賞で1着となりオープン入り。2歳ダート牝馬としては上位の実績を残している。その後兵庫ジュニアグランプリで5着に敗れてから、適番組がないとのことで芝マイルの本レースに参戦。参戦経緯、芝適性、距離適性の全てにおいてここでは評価できない。出走園内だった全日本2歳優駿に出るべっただと思う

レディーゴール
場違い。新馬戦5着、未勝利戦2着、未勝利戦1着、アルテミスS6着、白菊賞6着。
2戦目の未勝利戦は1着から5馬身離されたもので、前々走アルテミスSでは上がり3位タイの34.0秒の末脚も逃げたマルガを捉えられない6着、前走白菊賞では5着とも2馬身離される完敗で6着。そもそも5戦というキャリアも多すぎるうえ、本レースに中1週で参戦するのは実力的にもローテ的にも無謀すぎる。自己条件からゆっくりと成長を促すべきで、陣営の判断に大きな疑問を感じる。今すぐにでも出走を回避するべきである。抽選突破組。

フロムレイブン
場違い。タワーオブロンドン産駒で母父がロードカナロアであることから血統的にマイルは持たないとみる。新馬戦、未勝利戦とも1400mを使い2着→1着。新馬戦の1着フルールジェンヌはファンタジーS10着と惨敗しており、未勝利戦でもタイム、上がりとも平凡な上に鞍上松山が「現状では1400mが合っている」と発言。抽選突破組。

ショウナンカリス
場違い。新馬戦から4戦1200mを用い、3戦目で未勝利を突破すると4戦目のすずらん賞で2着。しかし、この時に敗戦した相手は地方馬である。前走ファンタジーSは1400mに距離延長してフェスティバルヒルにクビ差2着も、ファンタジーSのレベルの低さ、既に5戦というキャリア、元々スプリント中心に使われておりマイルを見据えたレース選択に思えないこと等あらゆる面からここでは勝負にならないと見る。追切は良さそうではあるが…。大外枠と極端な枠を引いてしまったこともマイナス。

アンヘリータス
場違い。新馬戦とひまわり賞を連勝しているがどちらも九州産馬限定戦でレベルが低く、前走ファンタジーSではブービーから7馬身差の最下位。上位との力量差は歴然としており、タイムオーバーが心配になるレベル。

香港ヴァーズ2025

香港では2000m迄の番組が多く2400mは中心的ではないため本レースは外国馬の独擅場になりやすく、特にフランス馬は実績豊富。日本馬にも十分チャンスはある。また、香港カップと異なり初香港の日本馬でも優勝例が複数ある。ハイランドリールやグローリーヴェイズの様なリピーターにも注意したい。
香港実績豊富で昨年本レース2着のドバイオナーの回避により、昨年本レース覇者かつ凱旋門賞4着のジアヴェロットの連覇の公算が大きくなった。実績で言えばソジー、ゴリアットの方が上だが、前者は香港未経験、後者は本年のQE2世C9着と香港適性に疑問があるため評価を1段下げたい。日本馬はアーバンシックだけだが、穴評価はできそう。

ジアヴェロット
本命。昨年の本レース覇者で、良馬場でこその馬と思われていたが重馬場でメンバーも揃った凱旋門賞で想定以上の大健闘の4着。6歳にして本格化したように思われる。

ソジー
対抗。ロンシャンのG1 で3勝、G2で1勝、凱旋門賞も2年間4着と3着のロンシャン巧者。そのうえで高速馬場にも適性があり、香港での日本馬含めた勝負にも向いていそうだが、なにぶん香港初遠征なので、本レースに相性の良いフランス馬かつ凱旋門賞で先着しているとはいえジアヴェロットよりは確実性は低そう。

アーバンシック
穴。前走秋天で上がり2位の32.2秒を記録し5着。ドスローからの上がり勝負の特殊なレースであったのでこれ自体で直ちに上半期の不調からの復活とは言えないが、2400mへの距離延長は悪くなく、陣営も秋天の1週前追切より良いとのコメント。良馬場の方が良い馬なので香港適性は何とも言えないが、メンバーレベル的に穴評価はできそう。

アルリファー
大穴。カラカップ、愛セントレジャーと長距離路線に転じてから連勝しているが、前走メルボルンカップは歴史上同レースを勝利したことはない斤量の59kgを背負わされ、19番ゲートも外すぎて7着。流石に度外視してよいだろう。2400mは若干距離が短いかもしれないが十分守備範囲内。初の香港で上振れがあれば。

ゴリアット、エンスード
消し。前者は、今年は昨年ほどの安定感はなく、バーデン大賞こそ優勝したもののサンクルー大賞5着やBCターフ11着等戦績に安定感を欠く。自信がないのか昨年と異なりジャパンカップを回避し本レースに参戦してきたが、本年のQE2世Cも9着で香港適性は疑問。後者は香港のこの距離の第一人者だが、昨年の本レース4着、香港ゴールドカップ2着、QE2世C4着、チャンピオンズチャターC4着の戦績を見る限りここでは一歩足りなさそうか。

ロスアンゼルス、エイドン、モーメンツインタイム、バンドルアワード、カーインジェネレーション
場違い。ロスアンゼルスは凱旋門賞時点でもタタソールズGCでの勝利はあるとはいえ古馬になってからの振るわなさを指摘したが、17着と惨敗。初の香港だしここは厳しそう。本レースが引退レース。エイドンも初香港の英国馬で前走イタリア2400mのG2を制しているが、今のイタリア競馬のレベルを考えると評価に値しない。モーメンツインタイムはチャンピオンズチャターカップ10着、前走ジョッキークラブマイル10着のようにどの距離でも正直弱い。バンドルアワードはチャンピオンズチャターカップ5着、ジョッキークラブカップ5着。香港中距離馬としては二流。カーインジェネレーションは昨年の本レース最下位。マイルでも2400mでもなく2000mが最適の馬で、香港カップに選出されなかったのが残念なところ。

香港スプリント2025

カーインライジングの連覇以外ありえない。日本からはサトノレーヴとウインカーネリアンが参戦する。絶対的王者に果敢にチャレンジしつつも、現実的には2着、3着を確保することが目標になるだろう。

カーインライジング
絶対的本命。99%この馬が勝つだろう。18戦16勝、現在15連勝中。香港G1で4勝、豪G1で1勝の怪物であり、強過ぎて特段解説することはない。前々走初の海外遠征のジ・エベレストで勝利すると、前走ジョッキークラブスプリントでもただ1頭他馬より2キロ重い斤量を背負いながら、ラスト100mを流す快勝。

サトノレーヴ
対抗。昨年の本レース香港で日本馬最先着となる3着で力があることを改めて示した。この時負けたのはカーインライジングとヘリオスエクスプレスであり負けてやむなしの相手だった。春は高松宮記念を勝利、チェアマンズスプリントプライズでカーインライジングに迫る2着、クイーンエリザベス2世ジュビリーSでは外国馬が不利な傾向をものともせず、3着以下を離してラザットと猛烈な叩き合いの末2着。香港、欧州を股にかける世界的スプリンターとなった。前走スプリンターズSは4着も、昨年もスプリンターズS7着→本レース3着の流れであったので、スプリンターズSが苦手なだけと考えてよいだろう。

ヘリオスエクスプレス
穴。昨年の本レース2着。ここ1年ほどカーインライジングには勝てないが他の馬には勝利する永遠の2番手感を醸し出していたが、前々走プレミアボウルでは61kgを背負ったとはいえ5着、ジョッキークラブスプリントも3着とひと頃より調子を落としている。そのため、昨年の本レースや今年のチェアマンズスプリントプライズからサトノレーヴと序列を入れ替えた。

ウインカーネリアン
大穴。昨年の高松宮記念は4着。その後8歳になったがスプリント戦線では安定しており、京阪杯2着→シルクロードS3着→アルクオーツスプリント2着→キーンランドカップ5着。そして前走スプリンターズSでは8歳にしてG1を制し鞍上三浦皇成の悲願を叶えた。流石に前走は全てがうまく噛み合った感はあるが、海外遠征でも実績があるし、カーインライジングとヘリオスエクスプレス以外の香港馬のレベルが低いので、大穴評価。前走も大外枠から勝利しており、今回も外枠を引けたのはプラス。

ラッキースワイネス、ファストネットワーク、カーデム
消し。カーインライジングの登場前は香港のスプリント王者に君臨していたラッキースワイネスは香港でもすっかり衰え、前々走スプリンターズSでは11着、前走ジョッキークラブスプリントでは4着。同じく香港馬のファストネットワークは前走ジョッキークラブスプリントでヘリオスエクスプレスやラッキースワイネスに先着する2着も、これは人気薄の本馬にとってかなりうまくいったレースであり、かつそれでもカーインライジングとの差は決定的であった。9歳にしてBCスプリント3着のカーデムは、同レースでの寸評どおりアスコット直線1200m専用の馬であり、BCスプリントは大健闘ではあったが、初の香港で印を付けるほどには至らない。

ラッキーウィズユー、トモダチココロエ、ヴンダバー、ディヴァーノ、レイジングブリザード、ビューティーウェイヴス
場違い。いずれも前哨戦ジョッキークラブスプリントで5着以下の馬であり、プレミアボウルも含めればこれらのメンバー内で勝ったり負けたりの有象無象である。かつ、香港スプリントG1で特段の実績もなく、昨年の本レースを経験した馬も何頭かいるがいずれも下位に沈んでいる。

香港マイル2025予想

ハッピートゥギャザー回避により編集しました。
昨年の覇者ヴォイッジバブルが本命だが、昨年2着の日本馬ソウルラッシュとはほぼ互角の勝負とみる。僅かにヴォイッジバブルが優勢か。
穴候補は多く、海外馬なら、日本馬エンブロイダリー、QE2世S2着、BCマイル3着のザライオンインウィンターを押さえたい。香港馬はマイウィッシュ、ギャラクシーパッチあたりは安定しているが、ヴォイッジバブルに先着することはなく序列はほぼ決まったと言えよう。サンライトパワーは不気味。チャンピオンズマイル王者レッドライオンは当時波乱の立役者となったが前走が悪すぎてさすがに来ないはず。

ヴォイッジバブル
本命。香港G1を4勝した昨年の本レース覇者。昨シーズン、香港スチュワーズC、香港ゴールドC、チャンピオンズ&チャターC)で構成される香港3冠を達成したように、距離の融通が利く馬だが、前走のGⅡジョッキークラブCでロマンチックウォリアーに完敗したことで、マイルへの出走を選択した。春のチャンピオンズマイルの際も本命に推したが、レッドライオンに逃げ粘られ敗れる波乱で2着。今回はさすがに取りこぼすわけには行かない。

ソウルラッシュ
対抗1。昨年マイルCS1着で初G1制覇。その後昨年の本レース2着、中山記念3着、ドバイターフではロマンチックウォリアーを写真判定の末下し歴史的勝利を遂げた。その後安田記念3着、富士S3着、前走マイルCS6着。昨年よりパフォーマンスは緩やかに落ちているが、前走マイルCSも2着からは僅差の6着で悲観する内容では無い。本レースが引退レースとなり、次走を考える必要もない。思い切った作戦でドバイターフ同様今度はマイルの王者を倒しに行きたい。

エンブロイダリー
対抗2。クイーンCでメジャーエンブレムのレースレコードを上回り2着に2馬身半差の勝利。桜花賞では上がり2位タイの末脚でアルマヴェローチェとのマッチレースを制し勝利した。オークスは距離が長過ぎ直線伸びず9着に沈んだが秋華賞では果敢に先行して逃げ、最後はエリカエクスプレスを差し切って1着。マイルでの強さは勿論、2000mも持つなら香港の芝も大丈夫そう。初の海外遠征となるが、父アドマイヤマーズ同様3歳での初海外&香港遠征での勝ちも見据えられそう。

ザライオンインウィンター
穴。マイル転向後ジャックルマロワ賞こそ逃げて10着と大敗したが、その後はムーランドロンシャン賞3着、QE2世S2着、BCマイル3着と古馬混合マイルでも安定した戦績を残す3歳馬。前回米国遠征もクリアしており、香港への遠征も問題なさそう。あとは馬場適性が噛み合えば頭まであるかも。

マイウィッシュ
大穴1。香港チャンピオンズマイル4着の後G3、G2を連勝も前走ジョッキークラブマイルは圧倒的1番人気を背負いながら4着に敗れたが、先行総崩れの中唯一4着に残したともいえ、強さは見せた。

サンライトパワー
大穴2。チャンピオンズマイル3着、前走ジョッキークラブマイルは2着とメンバーの揃うレースでは人気薄で好走するが、他のレースでは全く安定感がなく、掴みどころのない馬。

ギャラクシーパッチ
消し。昨年本レースでは対抗評価しながら7着、香港チャンピオンズマイルでは穴評価しながら5着。スチュワーズカップでも2着と、ヴォイッジバブルに現在6連敗中。前走ジョッキークラブマイルは1着も、ヴォイッジバブルは不在であった。

レッドライオン
消し。チャンピオンズマイルでは昨年2着本年1着。特に今年は逃げ粘ってヴォイッジバブルを2着に負かす波乱の立役者となった。しかし、前走ジョッキークラブマイル12着は流石に負けすぎ。

ドックランズ、コパートナープランス、パッチオブシータ、ボーヴァティエ、プレイフォーマー
場違い。ドックランズは昨年の本レース12着、マイルCS9着の結果を見るに東アジア遠征が向かない。コパートナープランスはスプリントから徐々に距離延長しマイル戦線に参戦も特段戦績に見るものなし。前走ジョッキークラブマイル6着。パッチオブシータはスチュワーズカップ7着、ジョッキークラブマイル5着。G3でも勝ち切れていない。ボーヴァティエはフランスのスプリンター。スプリントでも特筆した戦績はないし、マイルも長すぎるかも。プレイフォーマーはハッピートゥギャザーの回避により補欠馬から繰り上がったが、ジョッキークラブマイル11着など特段見どころはない。

香港カップ

G1を10勝している香港中距離史に残る名馬ロマンチックウォリアーが本レース4連覇を狙う。対抗は日本馬ベラジオオペラ、穴にフランス馬キジサナ(クイジサーナ)か。あと1頭の日本馬ローシャムパークは大穴迄か。流石に前走が悪すぎて来ない気がするが…。ロードデルレイは秋天に続いて回避となり残念。
ロマンチックウォリアーの連覇が始まる前は日本馬が本レースを三連覇したが、当時の日本馬の勝利はいずれも過去に香港遠征を経験した馬だった。なお、本年のQE2世Cの覇者タスティエーラも昨年の本レース3着の経験があった。

ロマンチックウォリアー
本命。フォーエバーヤングに敗れたサウジカップ、ソウルラッシュに敗れたドバイターフと僅差で2着となるレースが続き、その後左前肢の球節の故障があり復帰戦のG2 ジョッキークラブカップが注目されたが、ヴォイッジバブルとの一騎打ちを制し優勝。ベラジオオペラは日本の芝中距離トップクラスではあるが、実績としてはまだまだ本馬には及ばず、どちらも初の海外遠征となるから、ここでは負けられない。

ベラジオオペラ
対抗。大阪杯を連覇したあと宝塚記念2着。夏負けからの回復に時間がかかる馬のため、本レースが下半期初レースとなるが、ここまで待ったのは良い判断になりそう。2000mの距離は本馬に向いているが、初の海外遠征であり、香港適性は未知数だが、馬場適性は問わないし、内枠から経済コースを取れればワンチャンある。

キジサナ
穴。ジャンロマネ賞優勝の後前々走凱旋門賞9着、前走英チャンピオンズフィリーズ&メアステークスはカルパナ(凱旋門賞7着)とエストレンジに敗れて3着。
キャリア全4敗のうち、ロンシャンで3敗していることから、ロンシャンが苦手なだけで、本来の力を香港で発揮できるなら一発のある馬。また、2400mよりは2000mの方が向いている。

ローシャムパーク
大穴。昨年の大阪杯で本命に推したが2着、宝塚記念5着、BCターフでレベルスロマンスを追い詰めた2着、有馬記念7着、クイーンエリザベスS6着と一定の実績がある。前々走宝塚記念は2週前、1週前追切とも6ハロン76.6秒、75.2秒ととんでもない時計。余程調子が良いのか体重が重すぎて急激に絞っているのか気味が悪かったが、どうやら後者であったようで本番は15着。その後DDSPが発覚し手術明けの前走は追切の動きも悪く59.5kgの斤量を背負ったとはいえ12着と負けすぎ。一昨年は重賞連勝中で迎えた本レース8着と、香港適性はあまりないように思うし、何より手術以降の調子が極めて心配だが、他に大穴に挙げるべき馬もいないため消去法で選出。BCターフのパフォーマンスが再現できれば。

ガレン(ゲイレン)、ストレートアロン、チェンチェングローリー
消し。ガレンはオブライエン厩舎が送り込むアイルランド中距離馬だが、アイルランドでは重賞で毎回掲示板内の堅実な走りを見せるがG1経験はなく、前走は初海外遠征でG2バーレーンインターナショナルT2着。流石にここではメンバーレベルが上がりすぎて苦しい。ストレートアロンは本レース一昨年4着、昨年5着の香港馬。その後香港ゴールドカップ7着、QE2世C8着、ジョッキークラブカップ4着とロマンチックウォリアーやヴォイッジバブルに毎回敗戦しており、これを上回る展開はまず想像できない。チェンチェングローリーは昨年の香港マイルの6着。スチュワーズカップ6着、香港ゴールドカップ3着、香港チャンピオンズマイル8着、コリアカップ2着、前走ジョッキークラブマイル7着という戦績から分かるように本来マイルを主戦場とする馬だが香港ゴールドカップやコリアカップの結果を見る限り案外スタミナがあり中距離もいけるのかも。とはいえ流石にロマンチックウォリアーを上回るには至らなさそう。

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