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本記事は2026年10月12日(月)18:15に行われる「南部杯」についての予想記事になります
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総評
ワンターンの盛岡競馬場マイルで行われる。スタートから3角までが900m以上あり、枠順の有利不利が出にくいものの、強いて言えば外枠有利なレースで、かなり先行有利、4角一二番手が有利である。ただ、今年は11頭立てであり、例年に比べ少頭数のため、枠順の有利不利はほぼ皆無と見てよい。また、人気馬が順当に勝利する傾向にあり、ここ10年1番人気が7勝2着2回3着1回とかなり堅いレース。リピーターレースでもあり、ここ10年でもベストウォーリア、コパノリッキー、ゴールドドリーム、アルクトス、レモンポップが挙げられる。なお、ブルーコンコルド、エスポワールシチー、コパノリッキーが7歳や8歳でも本レースを制したように、jpn1、G1級を複数回制するレベルの馬であれば高齢でも関係ないものの、近年は5歳及び6歳勢が制しており、7歳以上の年齢はプラスには働かないだろう。
なお、ここ2年連続でペプチドナイルを本命に挙げ外しているが、昨年のペプチドナイルも7歳だった。
昨年とメンバーは様変わりし、2年連続の出走となるのは連覇を狙うウィルソンテソーロのみ。昨年の本レースの予想では「ウィルソンテソーロは長らくダート中距離で安定した力を誇っていたが、帝王賞で先行して沈み5着、2000mは少し長いとのコメントもあったが安直なように思っていて、マイラーのイメージは全くない。条件戦なら東京マイルの実績があるものの昨年のフェブラリーSでは8着であり、ワンターンのマイルで好走するイメージが正直湧いてこないところ。」と述べていたが、その後昨年の本レース制覇を皮切りにこの1年マイル戦線で活躍しているのは周知の通り。おそらく1番人気を背負うことになるだろう。
ただ、ウィルソンテソーロももう7歳。競走寿命の長いダート界とはいえ、そろそろ世代交代の時期が来てもおかしくない。現4歳世代は中距離戦線では低レベルだが、スプリントやマイルまでは上の世代とも渡り合えそう。個人的にはルクソールカフェが全兄カフェファラオ同様本レースを制すると思っている。先行力とワンターンマイル適性を兼ね備えたメイショウハチローも有力だ。
穴には同じくこの距離なら逃げられそうなストレングス、大穴に初ダート挑戦のレーベンスティールを挙げる。地方勢は回避馬が相次ぎ、他地区からの遠征はなく、地元岩手から4頭が出走する。青藍賞1着、2着のヒロシクン及びサクラトップキッドでも中央勢について行くのは困難だろう。
本命
ルクソールカフェ
本命。カフェファラオの全弟で、東京ダート1600mで最も強さを発揮すること、マイルから1ハロンでも距離延長すると如実にパフォーマンスが落ちるが、平坦なワンターンであるサウジカップならある程度戦えること、安田記念では二桁着順に敗れること、ととにかくカフェファラオの成績をなぞったような戦績であり、カフェファラオを参考にすれば正確にパフォーマンスが読める馬。さて、カフェファラオは2022年に本レースを制し、2023年は5着となっている。本馬も昨年の武蔵野Sでは2着コスタノヴァに3馬身半差をつけて勝利しており、ワンターンマイルへの適性があることは間違いなさそう。また、前走エルムSでも、他馬より1キロ重い斤量を背負いながら勝利しており、マイル近辺の距離であれば上の世代とも戦えることを改めて示した。懸念点としては総論のとおり近年本レースの覇者は5歳と6歳に集中しており、4歳は本レースを制するにはまだ若すぎるのではないかという点が挙げられる。カフェファラオが本レースを制したのも5歳時だった。もっとも、2018年のルヴァンスレーヴが3歳で本レースを制したように、実力があればその限りではなく、また、高齢馬が不利なのは実力の衰えが原因と考えられる一方で、若齢馬の勝利が少ないのは、競走寿命が長く年上の馬が長く滞留するダート界において、交流重賞出走に必要な収得賞金のボーダーを超えることが困難であるためそもそも本レースに出走できない事例もままあるからと考えられる。
対抗
ウィルソンテソーロ
対抗1。連対してくれる確率が最も高いが、若干勝ちきれないところもある馬。昨年本レースを4馬身差の圧勝で制したがJBCクラシックは5着。チャンピオンズCでは3年連続2着。今年のフェブラリーSでも2着となった。ドバイワールドカップへの遠征を予定していたが回避して臨んだ前走かしわ記念では、JBCクラシックとは打って変わって素晴らしいパフォーマンスで船橋適性の無さを不安視する私の予想を一蹴し優勝を果たした。前走さきたま杯では、1500mのかきつばた記念を制したのは3年前のことであり、近時はマイルが得意になりつつあるとはいえ1400mは流石に短すぎないかと適性を疑問視したところ、かしわ記念で破ったロードフォンスに1馬身差で及ばず2着。やはり1400mでは追走に苦労し、後方から上がり2位の35.9秒の末脚で追い上げたものの及ばなかった。jpn1及びG1を3勝2着8回の実績は今回のメンバーの中で群を抜いており、特にこの1年は昨年の本レース1着、フェブラリーS2着、かしわ記念1着とマイル戦線では最強格なため、マイルに戻る今回は素直に本命に推しても良いのだが、総論のとおり近年の本レースでは5歳、6歳馬の優勝が中心であること、昨年のペプチドナイルも7歳で急激な衰えを隠せなかったことからすると、4歳勢への世代交代があるような気がする。
メイショウハチロー
対抗2。1400mの1勝クラス、2勝クラスを連勝すると、3勝クラスでは2度2着となるも、前々走で距離を1600mに延ばすと、サムシャインに差し切られそうになりながらも差し返す勝負根性を見せ勝利しオープン入り。前走東海Sはメンバーが揃う中最終盤まで先頭を引っ張り2着。1着マテンロウコマンドや3着ドンインザムードより1キロ斤量が軽かったとはいえ、これらの馬とともに終始先団にいた内容は濃かった。ワンターンの東京ダート1400m、1600mのコースを得意としており、3勝クラスを勝利したのも東京1600m、仮に本レースに出走できない場合は同じく東京1600mで行われるグリーンチャンネルCを予定していた。さほど人気しないだろうが、ワンターンのマイルへの適性及び逃げ先行脚質が本レースにドンピシャであり、高く評価したい。3勝クラスで敗れたペイシャケイブは欅S2着、ストレングスはジュライSで勝利しており、それぞれオープン入り後も好走があるから、戦ってきた相手もそこそこのレベルにあるだろう。交流重賞は初だが、鞍上に地方競馬の名手吉原を確保できたのも大きい。
穴
ストレングス
穴。3勝クラスではメイショウハチローに2馬身半差の快勝も、オープン入り後はコーラルS13着(最下位)、欅S10着と苦しむ。しかし、前々走ジュライSでは1700mに距離延長して逃げ切り勝利。前走はサマーチャンピオンで1着マテンロウコマンドから5馬身半差の4着に敗れた。元々先行脚質だが、1400mではハナを奪うまでには至らない。本レースで逃げ先行が有利なことも踏まえると、1400mほど忙しくならないだろうし前々走のようにハナを奪うのが理想だが、前々走が一世一代のパフォーマンスだった可能性もあり、メイショウハチローほど信頼は置けない。前走で交流重賞を既に経験しているのは強みで、5歳という年齢も近年の勝ち馬の傾向と合致する。
大穴
レーベンスティール
大穴。4年連続計5度の重賞制覇は立派だが、非根幹距離の重賞勝利で期待値を上げてからのG1掲示板外に定評のあるG2番長。3年前はセントライト記念を勝利して香港ヴァーズに遠征したが8着。一昨年はエプソムカップとオールカマーを連勝し、当時秋華賞、菊花賞とG1連勝中のルメールが3週連続G1勝利を狙って本馬に騎乗し、秋天に臨んだが8着。昨年も毎日王冠1着からマイルCS12着。今年は中山記念1着から大阪杯6着、安田記念7着。モレイラ、ルメール、レーンと一流騎手を乗せてもG1では毎回駄目。
昨年同様の立場だったシックスペンスが本レースでダートに初挑戦し2着と好走したことで、二匹目のドジョウを狙ってか本馬もダートに初挑戦することに。フォーエバーヤングと同じくリアルスティール産駒であり可能性は皆無ではないとしても、芝G1で頭打ちになった馬のダート転向は失敗に終わることも多く、近年ではポタジェ、ホウオウビスケッツ等が失敗例として挙げられる。前述のシックスペンスも本レース2着以降はダートで好走できず結局芝に戻し、今年の安田記念を制した。
昨年のシックスペンス同様、来たら仕方がないが、基本的には様子見推奨。もっとも、昨年ほど中央勢のメンバーが揃わなかったため、一応大穴と評価しておく。
消し
ペリエール
消し。昨年大沼Sでダンテバローズに2馬身半差、エルムSではロードクロンヌに2馬身半差をつけて連勝。みやこSではハイペース戦で追走に一杯一杯で、エルムSで破った相手にも多く先着される10着。チャンピオンズCでも外枠だったとはいえ10着。
3走前のフェブラリーSでは、「過去に本レースでは人気薄の6歳馬かつ重賞実績と洋芝実績を兼ね備えた馬が何故か大穴を空けている。記憶に新しいところでは一昨年のペプチドナイルとセキフウもそのパターン。本馬は洋芝の大沼SとエルムSを連勝しており、世代限定戦ではあったもののヒヤシンスSやユニコーンSで東京ダート1600の重賞やリステッドの実績もある。1800mは長過ぎるきらいがあり、マイルに距離の戻る今回は大波乱を起こす好機到来と言えよう。」として本命に推したが、結果は10着。位置取り含めて理想的なレース運びだったが直線で伸びず、言い訳の余地のない力負けであり、私の見る目が全く無かった。今年の予想の中で一二を争うゴミのような予想を提供してしまったことは、深く反省しなければならない。
さて、その後本馬はオアシスSで59kgを背負いながら4着、前走エルムSでも2着と好走しているが、前述のフェブラリーSの内容を踏まえればjpn1やG1 で通用する馬ではないのは明らか。今回は無印とする。
キタノズエッジ
消し。元々1200mの2勝クラス、3勝クラスを連勝してオープン入りした馬だが、1200mのオープンクラス4戦ではイマイチで、1400mに距離延長すると、すばるS1着、コーラルS3着、ポラリスS1着と安定して好走。前走アハルテケSではさらに200m距離延長したが6着に敗れた。この結果を見るに、1200mから1400mが最適距離で、マイルは長いし、東京マイルのようなワンターンのコースも向かないため、同じくワンターンの盛岡マイルの適性は無さそう。さらに、アハルテケSを完勝したテーオーパスワードは次走のエルムSで前述のルクソールカフェ、ペリエールに次ぐ3着で、アハルテケSのレベル自体にも若干疑問がある。交流重賞の経験が無いことも懸念される。一応、5歳という年齢は近年の勝ち馬の傾向に合致する。
場違い
ヒロシクン
場違い。前走青藍賞では逃げ切り勝利し3連覇、2着サクラトップキッドに6馬身差をつけた現時点での岩手のエース格である。しかし、元々中央で1勝クラスすら突破できずに岩手に移籍した経緯があり、一昨年の本レースでも15着。このときも、前走青藍賞で5馬身差の圧勝で臨んでいた。その他にも、一昨年のマーキュリーC13着、昨年のマーキュリーC10着と交流重賞で全く通用していない。
サクラトップキッド
場違い。川崎記念の際、「マーキュリーCではセラフィックコールに先着する4着となるも、白山大賞典では7着、前走ダイオライト記念で9着に敗れた。地方馬の中ではまあまあ骨のある馬だが、ダイオライト記念は3着カズタンジャーから2.9秒も離された。この結果をみるにここでは通用し得ないだろう。」と場違いと評価し、実際10着に敗れた。その後、今年のマーキュリーCでは9着となり、前走青藍賞でもヒロシクンから6馬身差の2着。今回も厳しいだろう。
バトルバーリライ
場違い。10歳でもなお現役であること、回避場が相次ぐ中、本レースに果敢に挑戦することには敬意を表したいが、交流重賞への出走すら無く、前走青藍賞でも5着に敗れていることに鑑みると、さすがに厳しいだろう。
リトルサムシング
場違い。中央で未勝利戦を突破することができず地方に移籍したが、地方でも顕著な成績を収められているわけではなく、前走青藍賞では6着に敗れた。
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